北海道大学明治乳業寄附研究部門が牛乳の血糖値上昇抑制作用を動物実験で確認

2008/03/21

 当社が北海道大学に開設している寄附研究部門の研究で、食餌の直前に牛乳を摂取することで食餌摂取後の血糖値の上昇が有意に抑制されることが確認されました。当社「乳の価値創造研究」寄附研究部門の松本研究員、矢島高二教授らの成果で、3月26日からの日本農芸化学会大会(名古屋市)でトピック講演として発表される予定です。
 正常ラット(F344系オス:3週齢)を8時間絶食させた後牛乳(6ml)を摂取させてから高脂肪かつ砂糖を含む飼料を給与することを6週間連日行いました。対照群は牛乳の代わりに同カロリーの擬似乳(豚脂・卵白・麦芽糖・ミネラルから調製)を摂取させました。6週目にラットの血液を調べたところ、牛乳摂取群の方が飼料摂取60分後の血糖値及び30分後の血中インスリン濃度が擬似乳群よりも有意に低いことが確認されました。
 また空腹状態で糖(グルコース)を一定量経口投与した場合(耐糖能試験)でも、牛乳群は擬似乳群に比べ、血糖値と血中インスリン濃度の上昇が有意に抑制されていました。牛乳を継続的に食事前に摂取することで、耐糖能が改善される可能性のあることが示唆されました。
 北海道大学明治乳業「乳の価値創造研究」寄附研究部門は、酪農を中心とした「食」について、生産、加工・流通、機能性、健康・医療の面から、体系的・創造的研究を進め 21世紀型の農畜産モデルを日本の重要な食糧基地である北海道において確立することを目的に平成18年7月1日から同大学創成科学共同研究機構内に開設されています。