HISTORY ヒストリー

チョコレートへの熱き想い

明治が誇るスペシャリティ
『明治 ザ・チョコレート』
その比類なき味や香りを
ゼロからつくりあげたのは、
チョコレートへの熱き想い。
『明治 ザ・チョコレート』の誕生秘話を
ご紹介します。

カカオの木から見直し、
チョコレートができるまでの
全工程に関わりたくて。

「BEAN to BAR」創造へ至るその姿勢は、明治のチョコレートづくりのDNAとして、実は古くから根付いているもの。常にさらなる進化を目指して、2006年に新たな取り組みに着手した。

最高のカカオ豆を求め、1年で地球を3周以上回るくらいの移動を何年もかけて繰り返し、質の高いカカオづくりを求めて世界中を飛び回った。

そうした活動を続けてたどり着いたのは、「原料から商品まで一貫して手掛ける明治がより特別なチョコレートを完成させるには、どうすればいい?」という疑問であり、大命題。

そして遂に思い至ったのが、より根本的なこと___。

つまり「産地の見直し」からしっかり取り組むべきではないか、という真理だった。

良質なカカオ豆を育て、発酵、乾燥する。そして船に積み込み、日本に向けて送り出すまでの全工程にしっかり関わる必要がある。

「メイジ・カカオ・サポート(Meiji
Cocoa Support:MCS)」始動。
現地の生産者たちとともに
汗を流し、真摯に向き合う。

明治の、そんな活動が始まったのは2006年のこと。

そう、カカオ農家と直接取引を行うと同時に、数々の支援活動に取り組む「MCS(メイジ・カカオ・サポート)」のスタートだ。

はじめに私たちを出迎えてくれたのは、「お前は何しに来たんだ」という視線。カカオ豆農家は大体販売ルートを持っているためだ。そこでまず現地の人たちと様々なコミュニケーションをとっていかに打ち解けるかが重要。私たちが本気であることをわかってもらうところからのスタートだった。

いざ農家と連携を組んだ後も、日々、地道な取り組みの連続だった。

明治社員が一ヶ月間現地に滞在し、理想のカカオ豆づくりのための議論や意見交換をした後に、日本に飛んで帰ってチョコレートの試作品をつくる。それから現物を持って再度現地へ赴き、フィードバックして改善を図る。その積み重ねこそが『明治 ザ・チョコレート』の源流になっている。

良質な特長を最大限に生かし
創り上げたチョコレートを、
もっと未来へ、世界へ。

カカオへの探究心が導き出し、結実した『明治 ザ・チョコレート』。

日本でも、近年では様々なこだわりをもったチョコレートを見かけることが増えてきた。だが、いまだに子供が食べるお菓子だと思っている人も多い。だからこそ私たちが創った『明治 ザ・チョコレート』がきっかけで、たとえばコーヒーを豆から選ぶのと同じように、チョコレートもカカオ豆から選び思い思いに愉しんでもらえたら…。ここ日本にそんな大人の「チョコレート文化」そのものをつくっていくことができたなら、これほど幸せなことはない。

果てることなき「夢」に思いを馳せながら、更なる産地の探求は続く。