全工程に関わりたくて。
「BEAN to BAR」創造へ至るその姿勢は、明治のチョコレートづくりのDNAとして、実は古くから根付いているもの。常にさらなる進化を目指して、2006年に新たな取り組みに着手した。
最高のカカオ豆を求め、1年で地球を3周以上回るくらいの移動を何年もかけて繰り返し、質の高いカカオづくりを求めて世界中を飛び回った。
そうした活動を続けてたどり着いたのは、「原料から商品まで一貫して手掛ける明治がより特別なチョコレートを完成させるには、どうすればいい?」という疑問であり、大命題。
そして遂に思い至ったのが、より根本的なこと___。
つまり「産地の見直し」からしっかり取り組むべきではないか、という真理だった。
良質なカカオ豆を育て、発酵、乾燥する。そして船に積み込み、日本に向けて送り出すまでの全工程にしっかり関わる必要がある。