知っ得!品質マメ知識 栄養成分編

たんぱく質

食品から毎日摂取が必要!

人の体に不可欠な栄養素で、皮膚、骨、筋肉、毛髪、血液などの構成成分となります。たんぱく質は約20種類のアミノ酸から作られていますが、そのうち9種類は、人の体内で作ることができないので、食品から摂取しなければなりません。これが「必須アミノ酸」です。このうちのどれかひとつが欠けても、骨や血液を作るのに必要なたんぱく質を作ることができなくなります。
また、体を作っているたんぱく質の一部は常に分解されて、食品から摂った新しいたんぱく質と合わせて再生されます。つまり毎日、食品からたんぱく質を摂って補給しないといけないのです。肉類、卵、乳製品などの動物性たんぱく質は必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。穀類や豆類などの植物性たんぱく質と合わせて食べると効率よく摂ることができます。3食しっかり食べて、1日に必要なたんぱく質(成人でおよそ体重1kgあたり1g)をきちんと摂りたいものですね。

ワンポイント

牛乳のたんぱく質には機能性成分も!

牛乳のたんぱく質の成分は、ほとんどがカゼイン(※1)で残りはホエイ(乳清)(※2)と呼ばれるたんぱく質です。近年、牛乳の研究が進むにつれて、微量ながらも健康に役立つ「機能性成分」があることがわかってきました。このカゼインが消化される過程でできる「カゼインホスホペプチド」(CPP)は、小腸下部でのカルシウムの吸収を助けます。同じくカゼインからできる「オピオイドペプチド」は神経の興奮をしずめる作用があるそうです。その他にも鉄の吸収を促進し、貧血の予防改善作用があるのだとか。

ワンポイント

発酵乳製品のたんぱく質は牛乳以上に吸収されやすい

ヨーグルトやチーズは牛乳を原料としているので、牛乳と同じ栄養分が含まれているのは当然ですが、乳酸菌の働きによって、たんぱく質をはじめ脂質、糖質、カルシウムなどの性質が少し変化しています。たとえば、牛乳中のたんぱく質の一部は乳酸発酵によりアミノ酸まで分解されているため、非常に消化吸収されやすくなっています。ヨーグルトの場合、たんぱく質が乳酸菌によって分解されるアミノ酸の量はなんと牛乳の4倍!さらに乳酸発酵によって、牛乳中のたんぱく質の8割を占めるカゼイン(※1)はヨーグルト中で豆腐のように固まっています。これは牛乳よりも、吸収されやすい形になっているということです。

※1 カゼイン:リンたんぱく質の一種。酸を加えると凝固沈殿する。栄養価の高いたんぱく質で、体内で分解されることによってカルシウムの吸収を促進させるなど、さまざまな活性成分を生成し、腸の運動活性、消化機能の安定、免疫の強化、血圧上昇の抑制などの効果があります。
※2 ホエイ(乳清):牛乳から脂肪分やカゼインなどをのぞいた水溶液。ヨーグルトを放置しておくと上部に溜まっている液体がホエイです。