






富山県富山市の紹介

本州の中央部に位置する富山県。
その三方を急峻な山々に囲まれ、富山湾を抱くように
平野が広がっています。
伝統文化を継承しながらも、次世代のまちづくり
(コンパクトシティ)を進めている富山市です。
ふりかけの消費量が日本で一番!

総務省家計調査による、“2020年ふりかけへの年間支出額が多い都市ランキング”で、全国1位となった富山市。
豊かな風土によって美味しい食事が堪能できる場所として、また米どころとしても有名ですが、白米とよく一緒に食べられているのがふりかけです。
中でも”白とろろ”や”黒とろろ”など、独自の地域の食文化と共に発展した、昆布系のふりかけが大人気!
“天然のいけす”富山湾を抱える素晴らしい食文化!

日本三大深湾のひとつである富山湾は、“天然のいけす”といわれるほど。脂が乗った寒ブリに、美しいホタルイカ。“富山湾の宝石”と呼ばれる白エビなどなど…。
四季折々の食文化を堪能できます。
市内にはそんな富山湾や近隣の港で上がった新鮮なお魚を楽しむことができる飲食店や、いけすから上がってきたばかりの鮮度の高いお魚をその場で食べられる食堂など、贅沢な体験ができるお店が多くあります。本場で楽しめるブリに白エビ、味や岩牡蠣など箸が止まりません!
水資源が豊かで美しい、名水が湧き出る場所

水資源が豊かな富山市。北アルプス立山連峰の雪解け水のため真夏でも水が冷たいのです。山岳地の森林が水を浄化し、保水してくれること。そして急峻な地形のため水の流れが速く、バランスが良い水が生まれる…など、様々な条件が揃い、美しい水の街として知られるようになりました。
石倉町にある“延命地蔵水”は“万病に効く霊水”とも言われており、全国各地から水を汲みにくるほどです。美味しい水は古くから地域の人たちの暮らしを支えており、命の水として欠かせないものになっています。
水質の違いに驚く!北陸サウナの聖地

そんな富山市の水の綺麗さを表すかのように、全国のサウナ好きの人たち、いわゆるサウナーの人たちから「水風呂の聖地」と呼ばれている、とあるサウナがあります。
なんと飲用許可を得た水が水風呂に使用されています。
北アルプス水系のミネラル豊富な地下水を使用しており、快適な温度のサウナと、体が包まれるかのように柔らかくて優しい水質の水風呂のコンビネーションは、「最高!」の一言。一度入るとその水質の違いに驚く水風呂です。
みんなが住みやすい環境!コンパクトシティ

富山駅を降りると、その整備された街の雰囲気に驚くかもしれません。スマートなデザインの次世代型路面電車“LRT”が市中を走る姿はまるで近未来のよう。海と山も近く、駅から数分で絵画のように綺麗な富岩運河環水公園に辿り着くことができます。
富山市では持続可能な都市の形成、および多方面にわたっての地域の発展を目指して”LRT”を筆頭に公共交通機関を整備し、コンパクトなまちづくりを進めてきました。水の煌めきとアルプスの息吹を感じられる富山市ですが、歩きやすくて利便性の高い街は旅行中でも行動しやすく、一度訪れればすっかり魅了されることでしょう。

コラボレシピ “えごま元気おにぎり”

材料(約3人分 / 9個分)
・明治 エッセル スーパーカップ 抹茶 (200ml) 2分の1
・米 2合
・水 200cc
・えごまの実 大さじ1
・えごまの葉 適量
・とろろ昆布 適量
・しめじ 3分の1株
・酢 小さじ2分の1
・塩胡椒 適量
- 1. 米を洗い、水を10分ほど吸水させておきます。
- 2. えごまの実をフライパンでゆっくり炒り、パチパチと弾けたら火を止めて冷まします。
- 3. 米に水200ccを入れ、酢を加えてしめじ、塩胡椒を入れます。軽く混ぜたら中央に明治 エッセル スーパーカップ 抹茶 (200ml)2分の1個を入れて、炊飯器のスイッチをON。ご飯を炊きます。
- 4. 炊き上がったらえごまの実を加えて混ぜます。
- 5. おむすびを作り、とろろ昆布で巻きます。お好みで、えごまの葉で巻いてもOK。おむすびと昆布がしっかりと絡みついたら完成です。
調理方法
最優秀レシピ開発者の声

開発者の声

厳正なる審査の結果、最優秀レシピに輝いたのは“えごま元気おにぎり”のレシピを考案してくださった、富山大学都市デザイン学部の中島菜緒さん。「驚いたけど、嬉しいです」とコメントをくれた中島さんは、一人暮らしで調理器具がない中、手軽に炊飯器一つでも作れるものを一生懸命考案したそうです。
また富山市がえごまを6次産業化として推進していることを知り、栄養価の高いえごまと健康に良い昆布、そして富山の美味しいお米で100歳まで生きられるような、元気な体作りとエネルギーチャージを目指して作ってくださったそうです。
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真剣に耳を傾ける富山市職員の皆様。市立探偵“ペロリッチ”も参加。
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考案したレシピを、プレゼンテーション形式で発表しました。
選考会の様子
学生の皆様がそれぞれ考案してくださったメニューはどれも美味しそうで、審査員一同真剣にプレゼンテーションに耳を傾けて悩みました。最優秀賞には食を通じて、美味しさと楽しさを感じられ、そして健康にもなれるレシピが選ばれました。
また今回は特別賞として、富山市役所の市立探偵である“ペロリッチ”が選んだ“ペロリッチ賞”が設けられることに。食材はシンプルながらも富山らしさが際立っていた、上田乃々佳さんの“パリパるエッセル”が選ばれました。
とろろ昆布(15g)を電子レンジ(500w)で1分半程加熱し、細かく砕いてふりかけるだけの、簡単レシピです。

富山市 商工労働部 観光政策課 戦略係 土田香織さんと、
“ペロリッチ賞”を受賞した上田乃々佳さん
後日富山市役所にて、富山市長の藤井裕久(ひろひさ)氏に、最優秀レシピに輝いた“えごま元気おにぎり”を試食していただき、
「えごまの風味と、抹茶のほのかな甘みを感じて美味しい。昆布の塩加減も最高ですね」と感想をいただきました。
また「共働き世帯が多い富山市民にとって、簡単に作れる昆布おにぎりは、小さい頃から慣れ親しんできたソウルフード」であり、
そして昆布はおにぎりの外側に巻くのがスタンダードだそうです。

富山市長の藤井裕久氏
富山市立探偵ペロリッチって!?
今回、審査員としても大活躍してくれた、富山市立探偵のペロリッチ。とある調査で訪れた富山市の魅力に惹かれて、移住してきたそう。日々富山市に関するあれこれを調査しており、その様子はショートムービーやTwitter(@perorich_toyama)にて発信中!

富山市立探偵のペロリッチ

富山市の魅力を徹底解析!
住みやすさはお墨付き!
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食べ物も水も美味しい富山市。平坦で歩きやすい道が多く、街中には緑も多くて住環境も良いのが特徴です。そして昔から共働き率も高く、子育てサービスも充実しています。子育て世代には嬉しい“待機児童ゼロ”も実現されており、富山市長の藤井裕久氏が「市が中心となって積極的に行なっている子育て支援策が充実しているため、環境も良くて優しい街になっています」とおっしゃるのも納得です。
昆布の消費量だって、日本一!
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ふりかけだけではなく、2015~2017年の総務省統計局の家計調査よると“一世帯あたりの昆布の年間支出金額”は2,073円で、全国平均の約2倍の金額になっており、全国1位に輝いています。
北陸地方の観光地の結節点であり、起点になることが多い富山市。江戸時代からすでに北前船の寄港地だった越中には、蝦夷地から昆布が豊富に入ってきました。そこからお刺身の昆布締めや昆布の蒲鉾など、独自の食文化が発展していくことになり、昆布の消費量が増えていったそうです。
富山市民が大好きな、とろろ昆布の魅力とは…!
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*画像提供「竹嶋昆布専門店」
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富山市内にある昆布専門店には“白とろろ”や“黒とろろ”をはじめ、様々な種類の昆布が充実。おにぎりに使用したりお出汁を取ったり…。富山市民の方々の生活に、昆布が欠かせない物であることがよくわかります。
ちなみに店主の方いわく、「“白とろろ”は中身が白くて、まろやかな味わい。“黒とろろ”は粗いけれど、酸味が少ない」と教えてくれました。いくつかの種類の昆布を食べ比べてみるのもおすすめです。

富山市取材あとがき
オシャレな街並みの中に、自然の香りも楽しめる富山市。
街も美しく、そして豊かな食文化までもが美しい。革新的な富山市から今後も目が離せません。
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街中の至る所で感じられる水の恵みと、美しい景色
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綺麗に整備された街並みは、暮らしやすくて魅力的