沖縄県北中城村の紹介
沖縄県本島の中央下、東海岸に面した北中城村
(きたなかぐすくそん)。
美しい海と、丘陵地ならではの豊かな風景が楽しめ、元気になれる村です。
女性長寿日本一の、元気な村
人口1万7000人ほどの小さな北中城村ですが、女性が
とても元気な村。女性の平均寿命89.0歳で、日本で
一番のご長寿村なんです!(厚労省“市区町村別生命表”
2021年7月時点最新版より)
“美寿(ミス)きたなかぐすく”という80歳以上の元気な
女性を対象とした村のPR隊もいる程。
日頃からご近所さん同士で声をかけあい、地元で採れたての食材を食べ、運動習慣を持ち、みんなで助け合って暮らしています。
笑顔と優しさで溢れている北中城村には、明るく元気に暮らすためのヒントがぎゅっと詰まっています。
大地のパワーを感じられる世界遺産・中城城跡
標高約160mの丘に立つ中城城跡(なかぐすくじょうあと)。
開放感のある壮大な空間の中に残る、六連郭からなる天空の城(ぐすく)は、2000年に世界遺産に登録されました。この土地ならではの地形や岩石を利用して建てられた、優美な曲線を描く城壁や石積技術からは琉球王国時代の息吹を感じることができます。また、鮮やかな緑に覆われた美しい園庭をはじめ、晴れた日には海を一望できる人気の絶景スポットです。
果物のお姫様・パッションフルーツ
北中城村の特産品として、忘れてはならないのが
パッションフルーツ。
ビタミンCが豊富で、太陽の光をたっぷりと含んで育った甘美な果実は、カットすると甘酸っぱい果汁がジュワッと溢れ出してきます。上品な甘さと、口の中でプチっと弾ける爽やかな食感が特徴的。
その高貴な香りと、ひとつひとつ袋に包まれ、丁寧に
育てられた果実は、まさに“果物のお姫様”と呼ぶにふさわしいのかもしれません。
村民の幸せ度が高い村
(写真)北中城村長 比嘉孝則 氏
陽だまりのような暖かなエネルギーに満ちている
北中城村は、女性長寿日本一だけではなく、実は
村民の幸せ度が高い村としても知られています。
さらに世界遺産や国指定重要文化財がある一方で、
米軍基地返還の跡地利用による新たな“まちづくり”に
より、新旧が融合した村へと生まれ変わっています。
でも村の多幸感の根本にあるのは、“集い、笑い、
助け合う”ということに変わりはありません。
ゆるキャラ
そんなご長寿村を元気に盛り上げてくれる、沖縄県
北中城村のマスコットキャラクター達。左から“北の
ぺーちん”、“中ゆくりん”、“城(ぐすく)まーい”。
“北のぺーちん”はおしゃべりで活発なムードメーカー
な男の子。“ぺーちん”は琉球時代の士族の称号のひとつで、シーサーをモチーフにしています。
“中ゆくりん”は顔の形が北中城村の形になっている、
正義感が強い女の子。
沖縄の方言で“なかゆくい”→“一休み”の意味があります。
“城まーい”は自由奔放なおっとり癒し系の女の子。
沖縄の方言で“まーい”→“廻る”の意味があります。
頭文字を合わて“北中城”、3人には地域のいろいろな
イベントで出会うことができます。
コラボレシピ“アーサ揚げアイス”
材料(1個あたり)
・お好みの明治 エッセル スーパーカップ(200ml)
4分の1
・アーサスープの素 1袋(4g)
・食パン 2枚
・小麦粉 適量
・揚げ油 適量
・水 適量
アーサスープの素 1袋(4g)はアオサ(3g)+塩(1g)でも代用可
- 1. 食パンの耳を切り落とします。(サンドイッチ用のパンでも可)
- 2. 1の食パンの中央に、お好みの明治 エッセル スーパーカップ(200ml)を4分の1 ほど乗せます。
- 3. もう1枚の食パンでアイスを挟み、ラップでぎゅっとアイスを包み込むよう、強めに絞って丸めます。
- 4. 冷凍庫で、3を1時間以上置きます。
- 5. 小麦粉と水を混ぜ、衣を作ります。そこにフリーズドライのアーサスープの素を砕いて混ぜます。
しいたけが入っている場合は取り除きましょう。 - 6. 冷凍庫から4を取り出し、5に絡めて衣をつけます。
- 7. 180度以上の高温の油で 、丸ごと揚げたら完成!
調理方法
開発者の山口かすみさん(写真左)、小倉早智恵さん(写真右)
レシピ募集からメニュー開発まで
北中城村内の広報誌やSNSを活用してレシピを募集
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応募されたレシピを、ひとつひとつ、真剣に選ぶ北中城村役場の方々。北中城村が女性長寿日本一になった要因のひとつとして、
地域コミュニティの充実があげられますが、役場の皆様も地元の方々との距離が近く、和気あいあいとした雰囲気。
広大な空に太陽がさんさんと輝く北中城村ですが、街の方、そして
役場の方々も太陽のように朗らかで優しい方々ばかりでした。
“アーサ揚げアイス” に決定!
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数あるレシピの中から選ばれたのは、お友達同士で共同開発して応募したという“アーサ揚げアイス”です。
全国でも北中城村がトップの収穫量を誇るアーサですが、地元の人にとっては大切なソウルフードなのに、全国的に認知度が低いことが、生産者の悩みでもありました。
そこで新しい食べ方の提案として、地元の名産品とコラボした今回のレシピが選ばれました。
生産者の思いを乗せて…
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実は水温に敏感な海藻で、“佐敷(さしき)中城漁業協同組合 北中城支所”では様々な取り組みを行っています。
また1〜4月の収穫時には地元の方との二人三脚で重い網を引き上げ、手作業で異物を取り除き、干して乾燥させる…。
と、手間暇をかけて生産されています。
海からの贈り物、アーサで毎日元気に!
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北中城村の方にとって、アーサはとても身近な食べ物。
食卓にお吸い物として並ぶだけでなく、佃煮にしたり、おそうめんのつけ汁にしたり…と食べ方は様々。
至る所でアーサの天ぷらも売っており、ちんすこうでもアーサ味が
ある等、おやつとしても大人気。
最優秀レシピ開発者の声
開発者の声
今回選ばれたのは、山口かすみさんと小倉早智恵さんが共同で
開発した“アーサ揚げアイス”。
「北中城村の特産品であるアーサをひとりでも多くの人に知って
もらいたい!」という思いから、アーサのスープの素を砕いて衣に
入れるというアイディアが生まれたそうです。
そして“作りやすさ”にもこだわりました。
食パンを使用したのも、どこでも手に入り、家庭でもお子さんと
一緒に作りやすいからという理由から。衣も沖縄特有の小麦粉と
水を混ぜるだけのシンプルな工程で、とっても簡単です。
製作過程&PRイベントの様子
レシピ決定後には“howliveイオンモール沖縄ライカム店”にて
PRイベントを実施。
村長をはじめ、村役場や県内メディアの方に向けて
“アーサ揚げアイス”がお披露目されました。
集まった方々が注目する中、アイスを食パンに包み込んで揚げる
様子に、時々歓声が上がっていました。
そして、いざ実食。意外な組み合わせかと思いきや、温かい衣と
アイスの冷たさが見事にマッチ。アーサがふんわりと香り、アイスの
甘さと、ほのかな塩味がミックスされ、とっても美味。
大人も子供も楽しめる味で、アイスレシピの新定番になりそうな
予感です。