vol.2美しく絵になる街。日本ワイン製造販売量日本一のワイナリーを持つ小樽 img01 img02 img03
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ご当地キャラバン

北海道小樽市の紹介

北海道地図

石狩湾に面した、北海道の港湾都市である小樽市。
豊かな自然と明治大正時代の建物が残された美しい
街並みが印象的な、どこを切り取っても絵になる街です。

何の日本一?

日本ワイン製造販売量日本一のワイナリーが小樽に!

「日本ワイン」製造販売量が日本一の小樽市!

“日本ワイン”とは、ぶどう原料に100%国産を使用し、国内でつくられたワインの事です。実は、国内で生産される
ワインのうち“日本ワイン”は約20%しかなく、大部分が
濃縮果汁などの輸入原料を使用したワインとなっています。
山と海に囲まれた、ぶどう栽培のさかんな後志(しりべし)地方にある小樽市。山からの豊かな雪解け水と大都市札幌
に近いという立地条件も相まって、日本ワイン製造販売量
日本一のワイナリーが小樽市にあります。
小樽市に所在するそのワイナリーは日本ワインのみを製造。2020年の総仕込み量が2288トン(230万本)と
“2021日本ワイン生産者ガイドブック(醸造産業新聞社)”に掲載されている中で最大値になります。
市街地にある“ワイン&カフェレストラン小樽バイン”では、小樽で作られた日本ワインが揃っており、“地ワイン”を
楽しむのも観光の魅力の1つとなっています。

どんな街?

歴史とロマン溢れる、ノスタルジックな街

歴史と浪漫溢れる、ノスタルジックな街

食べ物も美味しく、文化芸術も楽しめる小樽市。
有名な小樽運河はもちろんのこと、街中いたるところに
歴史的建造物が残っており、国際貿易港として栄えた面影を感じられる美しい街並みは、何度も訪れたくなるほど
魅力的。
夏は真っ青な空に蒼い運河、爽やかな風。冬は澄み渡った空気に、辺り一面に広がる銀色の雪景色…。どの季節も
まるで映画のワンシーンのような風情が印象的な、北海道随一のロマンチックな街です。

自然の魅力も豊かで、四季が楽しめる

自然の魅力も豊かで、四季が楽しめる街・小樽

塩谷丸山からの景色

小樽駅を降りた途端に海からの潮風と、山から吹く山風を
同時に感じることができるほど、“風光明媚”という言葉がぴったりな場所。
海と山に囲まれた美しい小樽はどこへ行くにもアクセス
良好で 、中心部から車で30分ほど走れば、あっという間に
大自然へ辿り着きます。
春は明るい花が咲き誇り、夏はカヤックやクルーズなどの
水上アクティビティ、そして秋は息をのむほど絶景の紅葉に、冬はスキーやスノーボード…。1年中、思いっきり自然
を楽しむことができるんです。

新鮮な海の幸、“おタテ”が新たな小樽の顔に!

新鮮な海の幸、“おタテ”が新たな小樽の顔に!

ホタテ漁師 中村さん

もともとニシン漁で栄えた小樽。しかし環境の変化や乱獲によってニシンの収穫量が激減。同じように乱獲により
途絶えていたのが小樽のホタテでしたが、約40年前に養殖の事業化に成功!
2021年からは“おタテ”というネーミングをつけて
ブランド化に取り組み始めています。
小樽産のホタテは小ぶりですが、その分、身が引き締まっており、味は勿論、食べるとコリコリとした食感、柔らかくも弾力がある食感も楽しめます。
養殖場が観光地・市街地に近く、飲食店では、新鮮な
ホタテがすぐに食べられ、どんな料理にしても美味しいと“おタテ”は人気の食材となっています。現在は小樽で
養殖を始めた先代達の意思を継ぐ3代目の方々が精力的に活動中で、飲食店フェアやイベント開催も企画されていたり、若き漁師さんがカラフルな作業着を着て漁自体を
楽しんでいる様子も印象的でした。

愛されご当地キャラクター“おたる運がっぱ”

愛されご当地キャラクター「おたる運がっぱ」

美しい小樽運河とレンガ倉庫の街並みが見える中央橋にて

おたる運がっぱは、ガラスの浮き玉に乗って小樽運河に
流れ着いた、かっぱの男の子。小樽の街も人も食べ物も
大好きになり、北海道でも有数の観光名所に住みついて
しまったようです。
小樽観光協会推奨ご当地キャラクターとして任命されて
から、自然豊かで街も美しい、小樽という街をもっと
みなさんに知ってもらえるよう、そして小樽で楽しんで
もらえるように、他の地域で開催されているイベントなど
にも参加。PRのお手伝いをしています。
ちなみに、手に持っているのは“かっぱ巻き”。動きも
チャーミングで、地元の人からも人気のキャラクターです。
たまに小樽運河をお散歩していますが、名前に“運”がついているので、幸運のかっぱとしても有名。街で会えたら幸せが訪れるかも…!?

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コラボレシピ“酒粕アイス / 甘酒スムージー”

小樽市の協力のもと、コラボレシピを市の広報誌やWebサイト、ポスターなどで募集。
地元新聞にも取り上げられました。そうして集まった数々の応募の中で選ばれたコラボレシピは酒粕アイスと甘酒スムージーです。
日本ワイン製造販売量日本一のワイナリーをもつ小樽市から、日本酒メーカーの酒粕(アルコールを飛ばしたもの)をつかったレシピが応募されたという意外性や、全国のスーパーで販売されている甘酒でも代用ができ、大人から子供まで楽しめるレシピである事、またエッセルと酒粕・甘酒の相性がとてもよく、気軽に楽しめる新しい食べ方である事が評価されました。

①酒粕アイス

コラボレシピ「酒粕アイス / 甘酒スムージー」

材料(1食あたり)

・明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ(200ml) 1個

・田中酒造 宝川吟醸粕 120g

・亀甲蔵酒粕せんべい 8分の1

・水 120cc

    調理方法

  • 1. 酒粕と水を1:1の割合で鍋に入れ、15分程度弱火で煮て、
    アルコールを飛ばします。
  • 2. ペースト状になったら、冷凍庫へ入れて冷まします。
  • 3. 冷めたら、明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ(200ml)を1個投入し、ペーストを大匙1~2
    (お好みで)位入れ、大きめのボウルで混ぜます。
  • 4. 酒粕せんべいをトッピングして、完成。

②甘酒スムージー

コラボレシピ「酒粕アイス / 甘酒スムージー」

材料(1食あたり)

・明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ(200ml) 2分の1

・麹の甘酒 200ml

    調理方法

  • 1. 150mlの甘酒を、冷凍庫で凍らせておきます。
  • 2. 凍らせた甘酒を軽く砕いてミキサーに入れ、
    そこに明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ(200ml)を2分の1、投入します。
  • 3. さらに、凍らせていない状態の甘酒を50ml追加で
    入れます。
  • 4. ミキサーで混ぜて、シェイク状になったら完成。
    (冷たさが足りなかったら、お好みで氷を入れてもOK)

最優秀レシピ開発者の声

PRイベント始めました

開発者の声

開発者の秋村由佳さん

今回“酒粕アイス”レシピを考案してくださった、秋村由佳さん。
「“地元の小樽で造っている日本酒”、ということに特別感があるから」とレシピの開発のきっかけを語ってくれました。
その日本酒から出来る、ちょっと大人な酒粕という食材と、昔から慣れ親しんできた大好きなアイスを組み合わせることで、日常生活の中で少しでも気分が上がればいいな…という願いも込められていました。
そして今回は、お子さん達でも食べられるようにと、ノンアルコールの甘酒を使用した甘酒バージョンも考えていただきました。
とても簡単にできる、ヒンヤリ食感が美味しい二品です。

  • 最優秀レシピ開発者の声

    酒粕アイスの工程
    「酒粕の固まりがちいさくなるまで混ぜるのがコツ」と開発者の秋村さん

  • 最優秀レシピ開発者の声

    甘酒スムージーの工程
    「お子様が喜ぶようにフルーツやミントなど彩を添えるのも良いですね」

製作過程&PRイベントの様子

小樽市で、華やかな撮影スポット&観光スポットとして人気の“OTARU TIMES GARDEN”で行われた試食会。
小樽観光協会会長や田中酒造株式会社、地元メディア、さらにおたる運がっぱちゃんまで駆けつけ、地元愛が溢れる時間となりました。“酒粕アイス”は酒粕(米麹)の食感がしっかり残っており、それが良きアクセントとなって旨みと深みが増し、リッチな味わいと大好評。
“甘酒スムージー”は「甘酒とアイス?」と試飲前は想像ができていなかった皆様も、一口飲んだ途端に 「美味しい!」と笑みがこぼれてくるほど。甘酒独特の香りがアイスで見事に調和されたスムージーをみんなで楽しみました。

PRイベントの様子

(左から)小樽観光協会会長 西條文雪氏、田中酒造株式会社 代表取締役社長 田中一良氏 

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コラボレシピの材料を製造する田中酒造さんを取材!

ご当地レシピで使われた食材の酒粕は、こだわる酒蔵から

  • ご当地レシピで使われた食材の酒粕は、こだわる酒蔵から
    田中酒造本店
  • 日本ワイン製造販売量日本一のワイナリーをもつ小樽市ですが、
    美味しい日本酒の生産地でもあるんです。明治32年創業以来、小樽の地酒“宝川(たからがわ)”を守り続ける“田中酒造”。
    地元に対する思いも強く、北海道産原料100%にこだわり、品質も
    一切の妥協なし。純米酒しか造らないという徹底ぶりです。美味しい日本酒のもう一つの要素である“仕込み水”も、地下から汲み上げた
    無色透明で雑味がなく、ミネラルを豊富に含んでいる小樽の水を使用しています。
    ご当地レシピで使われた酒粕は、日本酒造りにこだわる酒蔵で、その工程で出来る酒粕でした。また甘酒作りにおいても、造りたての麹を使用しているため鮮度が違うそうです。

歴史的建造物として楽しめる酒蔵

  • 歴史的建造物として楽しめる酒蔵
    田中酒造亀甲蔵
  • 本店と亀甲蔵(きっこうぐら)は、小樽市の歴史的建造物として指定されております。また亀甲蔵は四季醸造蔵で1年中酒造りを行っているため、しぼりたての新鮮な日本酒や酒粕も楽しめます。製造場見学もできるので、観光スポットとしても人気があります。
    亀甲蔵の前にはこの仕込み水が試飲できるスポットがあり、地元の方のみならず、観光客からも「美味しい」と評判の、貴重な水です。

別名“飲む美容液”。甘酒の魅力。

  • 実は夏の季語だった!甘酒の魅力。
  • 甘酒は食物繊維が豊富で、低カロリー。近年は美容目的で飲む女性も多い印象がありますが、実は夏の季語だということを、ご存知でしょうか?
    田中酒造の代表取締役社長・田中氏いわく、「食が細くなる夏をはじめ、体調が悪くなる前に完全食と言われている甘酒を飲んでほしい」のだとか。
    一見ミスマッチに見える、日本酒とアイス。
    しかし今回のコラボによって双方の可能性がさらに引き出され、
    新たな魅力を再発見できました。

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小樽市取材あとがき

山と海、歴史を感じる街並み、夜景がきれいな運河。小樽市はどこを切り取っても絵になる街でした。
水に恵まれた環境でワイン製造では、小樽市の地下水は温度が低いという特徴を活かした急速冷却に活用したり、日本酒製造では
美味しい仕込み水として使われていたりしていました。
見ても楽しい、食べても、飲んでも美味しい。小樽はそんな素敵な街でした。

  • 地下水を利用したワインの発酵タンク群

    地下水を利用したワインの発酵タンク群

  • PRイベントの様子

    (左から)おたる運がっぱちゃん、田中酒造株式会社 代表取締役社長 
    田中一良氏、秋村由佳氏・小樽観光協会会長 西條文雪氏