スポーツ栄養販売・コミュニケーションのケーススタディ:スポーツ栄養の付加価値を伝える

写真:「ザバス」と「ヴァーム」の商品パッケージ
近年、スポーツ界の食事が見直され、スポーツサプリメントがますます注目されています。そんな中、明治は1980年の「ザバス」発売から30年以上にわたって、トップアスリートやジュニア世代までを食事と栄養面からサポートしてきました。

スポーツ栄養の付加価値を伝える

写真:スポーツ栄養部門の商品シリーズ
食事調査や栄養指導など、アスリートの皆さんとダイレクトに接する上で大切になるのが、商品が持っている付加価値をしっかりと伝えていくこと。それがスポーツ栄養部門における品質です。
「ザバス」と「ヴァーム」の栄養普及活動の取り組みをご紹介します。

「ザバス」や「ヴァーム」で日本のスポーツを元気に!

写真:スポーツ栄養の普及活動の様子
スポーツ栄養の普及は、アスリートの皆さんにスポーツ栄養を正しく伝え、サポートしていく活動です。具体的には、プロやジュニアへの栄養指導や食事メニューの作成、減量のための栄養管理などで、当社のスポーツ栄養のスペシャリスト集団がセミナーやマンツーマンでダイレクトに指導しています。活動の目的は2つあって、1つは子どもの頃から当社の商品に親しんでいただくこと。もう1つは栄養面からサポートすることで日本のスポーツ界を盛り立てていくことです。現在、ジュニア向けの栄養セミナーだけで年間1200回ほど行っていて、回数も受講人数も年々増えています。
また、食事調査を行ったり、インターハイの会場で商品にまつわることや体調の悩み、食べ物の好み、生活スタイルなどのアンケート調査も実施しています。それらから最近の食事や生活の傾向を見ながら、不足しがちな栄養素をサプリメントに添加するなど、商品開発にもつなげています。
商品が持っている価値やスポーツ栄養の情報を正しく伝えると共に、双方向のコミュニケーションで、その価値をより高めています。

コミュニケーションで“食”を考える力をつける

写真:スポーツ栄養に関するイベントの様子
スポーツ栄養で支援するにあたり大切にしているのが、年齢に応じた伝え方です。体作りの基本は食事。小学生はまず食べることに興味を持ってもらうところから始め、中学生は食べることがパフォーマンスにどう影響するかを考えてもらいます。高校生以上では例えばコンビニで食品を買う時や遠征が続いた時の栄養バランスの取り方など、親や指導者がいない場合でも良い食環境を自分で作ることができるためのアドバイスもします。考える力をつけてもらうことが目的なので、心がけているのは一方通行ではない指導。商品やスポーツ栄養の詳細をまとめたカタログも作成し、イベントで配布したり、スポーツ店などに置いて普及に努めています。ジュニアの頃から正しい栄養知識や体作りの習慣を身につけることで、将来のスポーツ界の底上げにつながればと考えています。
また、「ザバス」は旧明治製菓、「ヴァーム」は旧明治乳業の商品で、その他の商品も含め以前はブランドごとの活動でしたが、2011年に株式会社明治に統合したことで、商品を組み合わせてのご提案や、これまで以上に幅広い情報をお届けできるようになりました。スポーツ栄養へのニーズがますます高まる中、より充実した形でアスリートの皆さんをサポートできるよう、またスピーディーでタイムリーな情報発信を心がけてクオリティの向上に務めてまいります。

プロの契約選手たちと築いてきた商品の歴史

明治は業界に先駆けて1980年にスポーツサプリメントを発売しました。30年以上にわたる歴史は多くの付加価値を生み、それが現在に至る財産となって他社との差別化につながっています。
当社のスポーツサプリメントには契約している現役や元プロのアスリートがいて、商品の歴史を一緒に作ってきました。特に「ヴァーム」はマラソンやゴルフ、スキー、スノーボード、テニス、格闘技と多岐にわたり、マラソンの高橋尚子さんがオリンピックで金メダルをとった時や、登山家の三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂に成功した時に商品を利用していたことで知られています。契約アスリートの方がスポーツの魅力を語ることは、日本のスポーツ界の活性化にもつながります。これは商品の背景にある大きな財産であり、明治が誇る品質です。

スタッフからのひとこと

写真:松﨑 愛

商品の価値や、明治の「思い」をしっかり発信

松﨑 愛スポーツ栄養マーケティング 担当

品質とは、安全・安心なものであることをベースに、明治独自の価値や作りての「思い」が加わったものと考えます。「ザバス」や「ヴァーム」を手に取られる方は、皆、それぞれに目的や目指すものがあって、そこに向けて努力されている方たち。そのモチベーションを応援するブランドでありたいし、目標に一歩でも近づくチカラになれればという気持ちです。

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