体に強い負荷がかかる高強度の練習を行う、大学駅伝選手に対するミルクプロテイン摂取の効果を検証しました。その結果、ミルクプロテイン強化乳飲料(200mL)を1日2本ずつ摂取することにより、疲労感や口渇感が低減するとともに、筋肉の損傷により上昇する、血液中のクレアチンキナーゼの活性が低下したことを確認しました(下のグラフ)。血液中のクレアチンキナーゼ活性の低下は、筋肉の損傷が緩和したためと考えられました。また、ミルクプロテイン強化乳飲料の摂取を始めて16週目に開催された記録会(10,000m走)で、13名中12名の選手が自己記録を更新し、競技成績向上への効果も期待できることも確認されました。