ミルクプロテインのチカラ!

筋肉のお話

健康な生活に
大切な筋肉のお話

アスリートだけでなく一般の人々にも、筋肉はとても大切

筋肉というと、アスリートやスポーツを楽しむ人のものだと思っていませんか?筋肉は、私たちが「立つ」「座る」「歩く」といった日常的な動作(運動)を行う上で、なくてはならないものなのです。
また、みなさんは、筋肉が人のカラダの最大の臓器と言われていることをご存じですか?筋肉は糖代謝や脂質代謝などのさまざまな代謝に関連し、人のカラダにおいて実に幅広い役割を担っており、アスリートだけでなく一般の人々にとっても、非常に重要な器官であることがわかってきています。
一般的に人間の除脂肪体重(筋肉量の目安)は、20〜30代をピークに減っていきます。およそ20〜50歳で10%減、その後は50〜80歳で30〜40%減、特に65歳以降は急激に減るといわれています。筋肉量の低下は糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを上げることが分かっており、他にも、筋肉量の減少が、心臓病の発症リスクや死亡リスクを増加させる事も報告されています。筋肉量の低下は高齢者で問題視されることが多いのですが、これらのリスクは中年男女でも確認されているのです。つまり、筋肉量の低下による健康リスクは幅広い年代における健康問題なのです。
さらに、最近の研究ではカラダにとって大事なホルモンを分泌する内分泌器官としても大きな役割を果たすなど、運動器官としてだけでなく、様々な機能を持っていることが分かってきています。
日常的に必要な筋肉を維持・増加していくことは、私たちが健康的な生活を営むためにとても重要なのです。

エネルギー消費と
筋肉の関係

私たちのカラダの消費エネルギーの内訳を見てみると、多くの割合を基礎代謝量がしめていることがわかります。基礎代謝とは、身体機能を維持していくために必要な最少のエネルギー消費量のこと。つまりカラダの中の臓器を機能させ、健康を維持するにはなくてはならないものです。その基礎代謝のうち約22%が筋肉で使われています。このことからもエネルギー消費には筋肉が大きく影響していることがわかります。

エネルギー消費量の内訳

出典 田中茂穂, 日本臨床 増刊号「身体活動・運動と生活習慣病-運動生理学と最新の予防・治療-」, 2009年
(※)食事誘発性熱産生:食事を摂取したことにより消費されるエネルギー
(※)活動代謝量:カラダを動かしたときに消費されるエネルギー

基礎代謝の内訳(%)

出典 Gallagher D, et al., 1998,
Am J Physiol Endocrinol Metab.

筋肉量の低下と
かくれ肥満

「かくれ肥満」とは、一見やせているように見えるのに実は体脂肪率が高い状態のこと。
必要な栄養素を摂らずに食事を減らして体重をコントロールしようとすると、体重は落ちても体脂肪率が増えてしまうことがあります。これは、たんぱく質の摂取不足により、筋肉量が低下することで基礎代謝が低下し、脂肪が燃焼しにくい太りやすいカラダになってしまうからです。このような悪循環に陥らないためにも、適切な栄養(特にたんぱく質)の摂取と運動による筋肉づくりが大切です。

筋肉量の低下と
メタボリックシンドローム

筋肉量が低下することで、メタボリックシンドローム(メタボ)になるリスクが高まることをご存じでしょうか。
メタボの要因のひとつは、体内への脂肪の過剰な蓄積です。筋肉量を増加させることで、基礎代謝や活動代謝を上げ、エネルギー消費量を増やして、過剰なエネルギーをカラダに蓄積しないようにすることが大切です。

メタボリックシンドローム内臓脂肪型肥満に加え高血糖、高血圧、脂質異常のうち、どれか2つ以上に該当する状態

筋肉量の低下と
ロコモティブシンドローム

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」といいます。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、もしくは複数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態です。
たとえば「階段を昇るのに手すりが必要である、片足立ちで靴下がはけない、横断歩道を青信号で渡りきれない」などの場合が含まれます。それを防ぐには筋肉も大きな役割を果たします。

できる範囲の運動をおこなうことと、適切な食事からミルクプロテインなどの良質なたんぱく質を摂取し、筋肉づくりに取り組むことが大切です。

出典 ロコモパンフレット2014年版(日本整形外科学会)