インフルエンザの感染力は強く、その感染感染経路は、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染(せっしょくかんせん)の2通りがあります。
そこで今回は、インフルエンザを予防するために重要な手洗いについて解説します。
インフルエンザ感染のメカニズムは?
飛沫感染とは、インフルエンザに感染している方の咳などで、飛沫に含まれるウイルスが空気中に放出され、そのウイルスが体内に入りこみ感染してしまうことです。
一方接触感染とは、インフルエンザ感染者が咳やくしゃみをしたときに口や鼻を手でおさえ、その手を洗ったり消毒したりしないままドアノブやスイッチなどに触れ、そこを他の人が手で触りそのまま自分の口を触ったりしてしまうことで感染する経路のことです。
手洗いは、このインフルエンザの接触感染を予防するために、とても重要なことなのです。手洗いをすることで、手についたインフルエンザウイルスを除去し、感染性を低下、つまりインフルエンザに感染し発症することを予防することができます。
今更聞けない、正しい手洗い方法!
外出先から帰宅した際や、調理の前後や食事をする前などは、こまめに手洗いをするように心がけましょう。
また石けんをつけることでウイルスなどを殺菌・消毒したり、洗い流す効果も高まるため、きちんと石けんをつけて正しい方法で手洗いをするようにしましょう。
手洗いをする前は、時計や指輪などの貴金属を取り外し、爪は短く切って手洗いを行いましょう。
1.流水を両手につけて、石けんを手のひらでのばし、手のひらをこすりつけよく洗います。
2.手の甲に石けんを伸ばすように洗います。
3.手指の先や、手爪の間をよくこするようにして洗います。
4.手指の間を洗います。
5.親指をねじるようにしてよく洗います。
6.手首も忘れずに洗います。
7.流水で石けんをきれいに洗い流します。
8.ペーパータオルなどできちんと両手、指先までしっかり水を拭き取ります。
このような流れで手洗いを行いましょう。
こまめな手洗いでインフルエンザ予防を!
手洗いをする頻度に関してですが、
・外出先から帰宅したとき
・食事をする前
・調理をする前
・トイレで用を足した後
・咳やくしゃみをした後
など、こういったときにその都度、こまめに手洗いをしていきましょう。
インフルエンザに感染しないために、日常的にできることとして、手洗いを忘れずに行っていきましょう。