柏の葉スマートシティにおいて、健康増進活動の実践をサポートする「柏の葉スマートシティ×明治『ヨーグルトで街にミライをプロジェクト』」が始動~「柏の葉スマートシティ」の街づくりに取り組む「柏の葉スマートシティコンソーシアム」に株式会社 明治が参画~

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と一般社団法人UDCKタウンマネジメント(以下「UDCKタウンマネジメント」)は、千葉県柏市にある柏の葉スマートシティにおいて、地域住民のみなさまに健康増進活動実践の輪が広がることを共同でサポートする取り組みである「柏の葉スマートシティ×明治 『ヨーグルトで街にミライをプロジェクト』」を12月4日(月)より開始することをお知らせします。

この「ヨーグルトで街にミライをプロジェクト」とは、先進的なヘルスケアサービスや各種実証フィールドの提供、ならびに各種健康増進活動の普及を通じて街全体のウェルネス向上に取り組んできた柏の葉スマートシティと、ヨーグルトをはじめとした食生活習慣の啓発活動など、生活者にとって身近な場面で健康に関わる活動実践に取り組んできた株式会社 明治が協力することによって、住民の健康増進活動の実践を推進していくものです。企業が地域と積極的に地域の健康増進に取り組むことができる街が柏の葉であり、全国的にも先進的な取り組みとなります。

このたび、株式会社 明治が柏の葉スマートシティコンソーシアムに参画し、同コンソーシアムの一員として、同社が有する経験や知見を活かした健康推進活動の実践推進に協力していきます。

イラスト:柏の葉スマートシティ×明治 『ヨーグルトで街にミライをプロジェクト』

柏の葉スマートシティは、そのミッションの一つに「健康長寿」すなわち「すべての世代が健やかに安心して暮らせる街」づくりを掲げ、各種の取り組みを進めてきました。また株式会社 明治は、創業の精神に「栄養報国」を掲げ、食品の提供を通じて社会の健康増進に貢献することをミッションとして企業活動に努めてまいりました。
この「健やかに暮らせる街と社会づくり」という点で共鳴し合うミッションを持つことから、今回の協力構想はスタートしました。

柏の葉スマートシティでは、高齢者層を中心に健康増進の取り組みが成果を上げており、これをさらに若年層に向けても取り組みを広げていきたいと考えています。また、柏の葉スマートシティでは高度なIoT・AI技術を用いた先進的ヘルスケアサービスが提供されていますが、これに健康増進活動の実践面を強化することで、より成果につながるものと期待されます。
株式会社 明治は、健康増進につながる食生活習慣の啓発活動や、生活者にとって身近な場面での各種生活行動を推進する施策実施など、幅広い世代の健康増進活動の実践に豊富な経験があります。
柏の葉スマートシティの取り組みにこの経験を加えることで、先進的ヘルスケアサービスをはじめとした健康増進への取り組み効果を全世代にわたって高め、目指すべき街づくりに向けて共創していきたいという想いで両者は一致しています。

この「ヨーグルトで街にミライをプロジェクト」では、第一弾として柏の葉スマートシティの「ライフスタイル提案フロア チコル」ならびに「まちの健康研究所 あ・し・た」において健康増進活動の実践推進施策を展開してまいります。
さらに第二弾以降では、柏の葉スマートシティのデータプラットフォームと連携した、食生活ならびに健康増進活動とバイタルデータの連動による実践支援サービスや、柏の葉スマートシティ内の各研究機関との連携などを視野に入れた取り組みを検討しています。これらの施策によって自治体の既存の取り組みをリードし、さらに「世界の未来像を創り出す」という柏の葉スマートシティの目標実現に向けて、引き続き貢献してまいります。

「ヨーグルトで街にミライをプロジェクト」第一弾の主要活動内容

柏の葉スマートシティの街づくりの方向性を定めた「柏の葉国際キャンパスタウン構想」では、8つある目標の一つとして「目標5:健康を育む柏の葉スタイルの創出」を掲げています。「ヨーグルトで街にミライをプロジェクト」の第一弾施策では、住民のみなさまに健康増進活動の実践の輪が広がるようなプログラムの提案により、「健康を育む柏の葉スタイルの創出」を支援してまいります。

ウォーキングルト

「ウォーキングルト」とは、よりよいウォーキング方法の指導と、ヨーグルトをはじめとした適切な栄養補給の方法や水分の摂り方についての紹介を組み合わせることで、歩くことによる健康づくりを推進するためのプログラムです。

このプログラムでは、ウォーキングの健康価値について説明するとともに、より効果的なウォーキングの方法や最新のウォーキングのトレンドについて紹介し、参加者のみなさまにウォーキングを実践していただきます。あわせて、栄養や水分の補給方法についても説明いたします。

  • 実施日:
    12/7(木)・12/14(木)※1月以降も継続的に実施予定です
  • 受付開始:
    午前7時50分
  • 所要時間:
    午前8時~9時(予定)
  • 集合場所:
    KOIL TERRACE アトリウム
    〒277-0871 千葉県柏市若柴226番地44 中央141街区1
  • ウォーキングコース:
    アクアテラス周辺公道
  • 監修:
    大谷義夫先生(池袋大谷クリニック)/株式会社R-body
  • 協力:
    まちの健康研究所「あ・し・た」/KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)/R-body(柏の葉店)

お口から体調管理教室

「お口から体調管理教室」は、手洗い・うがいの徹底だけでなく、歯磨きにも力を入れた体調管理プログラムです。このプログラムでは、口内環境と体調管理の関係について説明するとともに、菌やウイルスを排除することで体調管理に役立つ適切なうがいやブラッシングの方法についての講座、ならびに体調管理の実践に重要な役割を果たす唾液の分泌を促すための「お口の体操」も指導いたします。

  • 実施日:
    12/7(木)・12/14(木)※1月以降も継続的に実施予定です
  • 受付開始:
    午前10時50分
  • 所要時間:
    午前11時~11時40分(予定)
  • 集合場所:
    柏の葉ライフスタイル提案フロア チコル
    〒277-0871 千葉県柏市若柴178番地4 パークシティ柏の葉キャンパス
    ザ・ゲートタワーウェスト3F 148街区1 柏の葉キャンパス
  • 監修:
    康本享弘先生(柏の葉総合歯科)
  • 協力:
    柏の葉ライフスタイル提案フロア チコル/柏の葉総合歯科

一般社団法人UDCKタウンマネジメント 代表理事 山下 和則 コメント

株式会社 明治様の柏の葉スマートシティへの参画を心より歓迎いたします。柏の葉スマートシティは「世界の未来像を創り出す」ことを目標として約20年前から公民学連携し街づくりを進めています。現在、柏の葉スマートシティのテーマの一つである『健康長寿』(すべての世代が健やかに安心して暮らせる街)の実現に向けて、アカデミアや企業との連携、データ利活用、エリアマネジメントなどさまざまな施策を進めております。街をオープンプラットフォームとしてさまざまなプレーヤーが出会い、交流しアライアンスを組むことにより、単独では解決できない課題の解を創り出すことができます。そのパートナーとして、食生活や健康増進活動の普及ならびに実践の推進について豊富なノウハウを持つ明治様が参画していただけることを非常にうれしく思っております。明治様と連携させていただくことによりこれまでの取り組みが更に進展し、よりよい社会の形成に寄与するとともに、世界に誇れるスマートシティへと進化してゆくことを確信しています。

株式会社 明治 代表取締役社長 松田 克也 コメント

株式会社 明治は、創業の精神として「栄養報国」を掲げております。この「食品の提供を通じて社会に貢献する」という考えを創業以来100年以上にわたって受け継いできました。日本のみならず世界において健康意識が高まるこの現代、そして次の100年に向けて、明治はこれまで以上に栄養の新たな価値を創造し、社会に届けていきたいと考えております。
この「栄養報国」の精神、そして社会への貢献を真に実現していくためには、単に食品を作ってお届けするだけでは不十分だと考えています。だからこそ、食品の提供を中心としつつ、それに関わるさまざまな健康増進活動の実践に長年取り組んでまいりました。
今回の柏の葉スマートシティコンソーシアムへの参加によって、これら長年の経験が活用できる機会を得ることができ、創業の精神と社会貢献の具現化ができますことを大変喜ばしく思っております。
また柏の葉スマートシティコンソーシアムは、卓越した先端技術を持った会員のみなさまが世の中に先駆ける課題解決のあり方を示す場でもあります。このような会員の一員に加われますことは、当社の次の100年に向けた栄養の価値創造と健康増進活動を考えるにあたり、大きなインスピレーションをいただくものと確信しています。
今回の協力会員としての活動経験をきっかけとし、今現在、そして次の100年に向けて、みなさまが健康増進活動をより実践していただけるように、株式会社 明治は取り組んでまいります。

柏の葉スマートシティについて

柏の葉スマートシティとは

柏の葉スマートシティとは、「世界の未来像をつくる街」を目指した、柏の葉キャンパス駅を中心としたエリアです。公・民・学の連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3本柱で街づくりを推進しています。都心から約30分とアクセスも優れており、東京大学や千葉大学、国立がん研究センター東病院、産総研柏センターをはじめとする国内屈指の研究機関が柏の葉キャンパス駅から半径2km圏内に集まる知の集積地でもあります。

住宅、商業施設、オフィス、ホテル、病院、大学、公園など、街のあらゆる機能が凝縮した「ミクストユース型」の街づくりを進めており、駅周辺に便利な生活環境と豊かな自然が広がっています。新産業創造に向けては「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」を中心に、大企業からスタートアップまでさまざまな企業の成長を後押しする環境づくりに取り組んでおり、コラボレーションを生み出すコミュニティや、街をベースとした実証フィールド、ロボットやドローンなどの開発をサポートするテストサーキット、ライフサイエンス領域における産学医連携を促す場やコミュニティの形成、人や街のデータから豊かな生活を実現するためのデータプラットフォーム、国際的なイノベーションアワードなど、オープンイノベーションを促進するさまざまな仕組みがあります。

健康増進取り組みへの成果と課題

柏の葉スマートシティではさまざまな健康増進の施策を実施しております。これらの施策の効果もあり、柏市調査によると、柏の葉地域における「要介護認定率」は減少しております。また柏市では、1990年代から市民と協働で進める健康と福祉のまちづくりの取り組みにより、日本老年学的評価研究(JAGES)における「高齢者の運動機能低下者割合が低い」「スポーツ参加率が高い」という評価結果や、日本総研が発行する幸福度ランキングの中核市においても平均寿命が10位以内に入るなど、高齢者層の健康状態は他市に比べ良好であるといえます。

しかし若年層に目を向けてみると、「ほとんど運動をしていない人」の割合は30代で多く、今の現役世代が高齢者となった際の健康状態が現在の高齢者層と比べ悪化するのではないかと想定されており、若年層に対する健康リテラシーの向上が求められます。

このような点から、「あらゆる世代が健康で生き生きと暮らせるまち」という柏の葉スマートシティ実行計画の主旨をより良い形で実現するには、若年層に向けた健康実践施策の充実も必要ではないか、という課題が浮かび上がっています。

柏の葉スマートシティコンソーシアムについて

公・民・学連携のもとにまちづくりを行ってきたUDCKと三井不動産、柏市の3組織が幹事を担当し、企業や研究機関といった30団体(2023年11月現在)で構成されている柏の葉スマートシティの推進組織です。2019年に「柏の葉スマートシティ実行計画」を策定し、「モビリティ」「エネルギー」「パブリックスペース」「ウェルネス」という4つのテーマを掲げ取り組んでいるほか、戦略として、「柏の葉データプラットフォーム」と「みんなのまちづくりスタジオ」を運用し、サービス展開を行っています。

生活者が同意したパーソナルデータを、企業間等で安全に連携できる基盤。

柏の葉スマートシティをまちのユーザーである生活者を中心に、企業や行政、学術機関などが共創し、推進していくためのプラットフォーム。

一般社団法人UDCKタウンマネジメントについて

UDCKタウンマネジメントとは、プラットフォームとしての任意団体「柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)」を⺟体としつつ、法⼈格を持つ団体として設立された、公共空間の管理運営を担う法⼈組織です。「都市再⽣推進法⼈」の指定を受け、UDCK全体の活動と⼀体性を保ちながら、必要な独⾃事業を担い、柏の葉の街づくりを⽀えています。