いま世界では、食べすぎや偏った食事による過体重・肥満、それに伴う生活習慣病の増加が問題視される一方、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの不足による発育阻害・やせ・フレイル※などへの懸念も高まっており、これら二つの相反する栄養課題に直面しています。この課題は、人々の健康面はもちろん、社会的・経済的にも大きな影響を及ぼすことが懸念されており、世界全体で解決に向けて取り組むべき重要な課題と位置付けられています。この課題の解決には、人々が栄養バランスのとれた食生活をより容易に行えるようにすることが必要です。そして、私たち食品企業には、商品の栄養価値を高め、あわせて栄養価値についての情報をわかりやすく提供することが求められます。こうした考えのもと、明治が新たに導入したのが「Meiji NPS(明治栄養プロファイリングシステム)」です
※ フレイルとは、加齢とともに筋力が低下したり、認知機能が低下したりするなどの心身が虚弱化した状態のこと。
高齢者が陥りやすく、そのままにしておくと要介護状態へと進んでしまいますが、正しく対処すれば生活機能が維持・向上するとされています。