3.緊急時のらくらくミルクの使い方
災害時、哺乳ビンで授乳できない場合、紙コップを使って授乳する方法があります。

コップの半分の高さまでミルクを注ぐ。
![コップ半分の高さまでミルクを注ぐ。]()

赤ちゃんを布やタオルで包む。
![赤ちゃんを布やタオルで包む。]()
赤ちゃんを布やタオルで包むと、赤ちゃんの手がコップに当たるのを防ぐことができます。

よだれかけを顎に挟む。
![よだれかけを顎に挟む。]()
ミルクをこぼすことがありますので、よだれかけやガーゼハンカチなどを顎に挟むと良いでしょう。

赤ちゃんをだっこする。
![赤ちゃんをだっこする。]()
まっすぐ起こした状態か、やや傾いた状態にします。

コップを赤ちゃんの下唇に当てる。
![コップを赤ちゃんの下唇に当てる。]()
このとき、コップの縁が赤ちゃんの上唇に触れるようにします。

コップをゆっくり傾ける。
![コップをゆっくり傾ける。]()
ミルクが上下の唇に少し触れるようにします。
赤ちゃんが自分でミルクを飲みはじめます。
コップを上下の唇に当てた状態に保ち、赤ちゃんが自分で飲めるようにします。
ミルクを赤ちゃんに流し込まないようにしましょう。
紙コップを使った授乳方法の注意点
- コップを傾けすぎないでください。
- 寝かした姿勢での授乳はしないでください。
ミルクが口の中に流れ込みやすくなるのでやめましょう。
- 時々げっぷさせてください。
- 飲み残しは与えないでください。
- 周囲に専門的な支援にあたる保健師、助産師、看護師の方がいる場合は支援をあおいでください。
- 一度使用した紙コップは捨ててください。