カールのヒミツ

味つけはどうやって?

今も人気の「チーズあじ」は発売当時からカールの定番アイテム。カールは発売以来、本物のチーズを使っています。出来上がったばかりのカールに味の調味料とスプレーオイルを混ぜたものを霧状にして、均一になるように吹きかけているのです。
だから発売当初は「チーズあじ」ではなく「チーズがけ」でした。ちょっとしたカールのこだわりです。

カールが生まれた日

カールのお誕生日は、1968年7月25日。お父さん、お母さんが子供の頃からおやつとして親しまれてきました。
カールはいつまでたっても変わらず、みんなにとってなつかしのおやつであり続けたい。そんな思いがたくさん詰まっています。

くるりんカール

ぷっくり、くるリンとしたカール独特の形。実はカールを作るにあたり一番苦労したのはこの形。紐やきしめんのようで、なかなかぷっくりかわいくふくらまないカールの改良に試行錯誤。
危険覚悟で100度を越す熱い生地が出ているところを改造したところ、厚み・形状を整えながら、目にもとまらぬ早さで次から次へ出てくるぷっくりカールが生まれました!

日本初のスナック菓子!?

日本では、「お菓子=甘いもの」というイメージがあった当時、アメリカではスナック菓子が大流行。雑誌の名前が「Biscuit&Cracker」から「Snackfoods」に変わるほどでした。
一年を通しておいしく食べられるお菓子、かつ小腹を満たすためのスナック菓子にいち早く取り組んだ結果、生まれたのがカールでした。

何から作る?

じゃがいも、エンドウ豆、お米、いろいろな素材でスナック作りに挑戦してみましたが、うまくふくらまなかったり、ふくらみすぎてしまったり。
大量に手に入り、風味豊かで色や形が良いものという条件にぴったり合ったのがコーンだったのです。いろいろな味をつけてもおいしくて、さらに小腹も満たす。ぴったりな素材に出会いました。

カールというネーミング

「カール」はなぜ「カール」なの?カールしているから?か〜るいから?カールのぷっくり、くるりんとしたカールの形にぴったり合う名前ということで、昭和30年ころ流行っていたカール人形という女の子のお人形が参考にされました。
ポップコーンがお手本となったため、「CRAZY POP」という名前が候補にもあがっていたんですよ。

未公開のパッケージ

ポップコーンをお手本に作られた日本初のスナック菓子のカール。当時のロゴデザイン案は、星が付いたものなどアメリカのお菓子を意識しているパッケージもありました。
世に出ることはなかった未公開のパッケージもとってもかわいいです。

カールのロゴ

カールのロゴが決まるまでにもたくさん悩みました。カールをカタカナで書いてみたり、英語でCARLやKARLにしてみたり。アメリカを意識して星を入れてみたものもあります。色々な候補の中からカールのロゴが決定しました。