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今回、「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」の
開発に至った経緯を教えてください。 -
カマンベールカテゴリーでのシェアNo.1獲得達成に向け、商品群の強化を目的として、2011年に新商品開発を開始しました。単なるフレーバー展開ではなく、「ホールタイプ・切れてるタイプ・ブラックペッパー入りに次ぐ、第4のカマンベールを創造する!」ことを目標に、検討を重ねた結果、燻製に辿り着きました。
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カマンベールチーズと燻製の組み合わせに着目したのは
どういったきっかけ・理由があったのですか? -
カマンベールの表皮(白カビ)に風味付けすることで、独特のクセを緩和でき、より食べやすくなるのではとの考えから検討しました。くん液(スモークフレーバー)を添加して味付けする方法も検討しましたが、風味や見た目(色づき)の観点から、本物の燻製にこだわりました。
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カマンベールチーズ燻製を開発する過程で、
様々な課題や苦労があったかと思いますが、
どのようにして実現したのでしょうか? -
燻製条件(温度、時間、燻煙の濃さ、煙の動き等)や、燻製に使用するウッドチップの条件(樹種など)を工夫しました。本商品は、賞味期限や製造ラインの制約上、熟成途中で燻製する必要があります。
しかし、本来燻製は食品の保存技術であり、通常の条件ではカマンベールの白カビが殺菌されてしまい、熟成がうまくいきません(燻製が強すぎて白カビが弱り、表皮が破れて中身が流れ出てしまうといったトラブルもありました)。試行錯誤を重ね、白カビにできるだけダメージを与えない条件を見出したことで、十勝カマンベール本来のまろやかさと燻製の香ばしさの両立を実現しました。
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最後に、商品への思いを教えてください。
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たくさんの関係者の力を合わせて、本商品を発売することができました。一人でも多くのお客様に、十勝カマンベールチーズ燻製の新しいおいしさを味わっていただけるとうれしいです。