キューブを取り出しやすく改良し、調乳作業のさらなる時短に貢献 溶けやすさはそのままに、43の案からたどりついた日本唯一の形状と約56億円を投資した生産設備で生産効率も向上「明治ほほえみ らくらくキューブ」「明治ステップ らくらくキューブ」リニューアル 10月12日発売/全国 利便性を求め日常使いされる方の需要に応え、増量した新容量を展開
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、粉ミルク事業100年の節目に、計量の手間なく、簡単にミルクが作れる「らくらくキューブ」シリーズを、袋からの取り出しやすさを向上させ、大容量タイプが欲しいといった日常使いのニーズにもお応えした新容量の「明治ほほえみ らくらくキューブ(108g、540g、1,620g)」「明治ステップ らくらくキューブ(112g、560g、1,680g)」を、2023年10月12日より全国にて発売します。
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溶けやすさはそのままに、袋からの取り出しやすさを実現
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大容量が欲しいという日常使用でのニーズにお応えし、内容量を増やした新容量タイプを展開
(5個×16袋→5個×20袋)、(5個×48袋→5個×60袋)
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「明治ほほえみ らくらくキューブ」「明治ステップ らくらくキューブ」は、計量の手間なく誰もが簡単に調乳ができる利便性から、日常での使用が拡大しています。その中で、お客さまから「キューブが袋から取り出しにくい」という声や、大容量タイプを望む声が多くありました。そこで今回、さらなる利便性向上を目的に、キューブと袋の形状の改良を行い、内容量を増やした新容量へリニューアルを行いました。
「明治ほほえみ らくらくキューブ」は母乳をお手本とした「明治ほほえみ」ブランドと、「明治ステップ らくらくキューブ」は1~3歳頃の不足しがちな栄養をサポートするフォローアップミルクの「明治ステップ」ブランドと、いずれも同等の栄養設計です。また、特許も取得している独自の「キューブ製法技術」により添加物を使用することなく、粉ミルクを固め、保形性と溶解性を両立し、利便性を実現しています。
今後も赤ちゃんが安全に、かつ安心して栄養摂取ができるよう、品質に関する研究を続けるとともに、使いやすさなどの利便性にもこだわった商品を提供することで、育児負担の軽減に貢献し、社会全体で育児がしやすい環境づくりをサポートしてまいります。
新形状キューブの開発について
約56億円投資し、製造設備も独自に開発、生産効率も向上~穴をあけることで溶けやすさを保ちつつ、強度も増すことが判明~
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キューブの形状を、袋の取り出し口の形状に近い楕円に近づけ、摩擦を少なくするために、面取り幅も広くしました。
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キューブ自体の重さは変えずに、くぼみから6穴へ。
43の形状案を検討し、穴のあいた形状にすることで硬化される面積が増えて強度が増しました※。その結果、高速生産にも対応できる強度が得られ、粉ミルクの圧縮工程、加湿乾燥工程においてのスピードが約2倍になり、生産工程の効率化も達成しています。
投資の概要
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投資を行った製造拠点:埼玉工場(埼玉県春日部市南栄町1-5)
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導入した設備:成型機など
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導入した設備の稼働開始時期:2023年6月
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投資額:約56億円
※独自の「キューブ製法技術」により表面のみを硬化させています。
粉ミルクを低い圧力で圧縮して成形した後に、固形ミルクの表面層のみを硬質化して、多孔質構造の内部を保護することにより、溶けやすさと流通に耐える強度を両立させる技術です。当技術により、世界で初めて固形タイプの粉ミルクを実用化し、育児用粉ミルク市場において新しいカテゴリーを創出しました。
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2022/1118_01/index.html