「いつも」と「もしも」両方に役立ち、備えない防災対策ができる乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」フェーズフリーアワード2023 Silver賞 受賞

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、2023年9月9日に開催された一般社団法人フェーズフリー協会が主催する「第3回フェーズフリーアワード2023」の事業部門において、調乳不要の乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」が、いつも(日常時)ともしも(非常時)両方に役立つ商品であることが評価され、Silver賞を受賞しました。

「フェーズフリー」とは、「日常時」と「非常時」というフェーズ(社会の状態)をフリーにして、私たちの生活や命を守ってくれるモノやサービスを、広く日常から普及させることによって、誰もが安心して豊かに暮らせる社会を作ることを目指していく概念です。
当社では2020年8月に同商品が「フェーズフリー認証」を取得しており、子育て世代に対して冊子や公式サイト、セミナーなどを通じてフェーズフリーを活用した備えへの意識啓発に取り組んできました。本年5月、お客さまの要望に応え、備蓄時の堅牢性はそのままに、利便性向上を目的に商品の形状や容量などをリニューアルし、今回の受賞に至りました。
防災への備えは大切なことと理解されながらも、日常生活の中ではつい後回しにされてしまいがちです。日常から非常時にも役立つモノを使用いただける環境を整えることで、誰もが特別に備えることなく災害対策ができ、非常時の赤ちゃんの健康も守ることができる社会作りに貢献してまいります。

図:フェーズフリーアワード2023のロゴ
写真:フェーズフリーを活用した商品例。「明治ほほえみ らくらくミルク」専用アタッチメントの製品詳細:上からフード、哺乳器乳首、キャップ、アタッチメント。

日常時には

調乳不要のため、夜中の授乳や外出時、お子さまのお世話を依頼するときなどに便利で、育児負担の軽減にもつながります。

非常時には

近年、日本各地で地震や集中豪雨など、多くの自然災害が発生しています。電気・ガス・水道などのライフラインが止まってしまうような災害時でも、液体ミルクがあれば乳児に必要な栄養を与えることができます。

非常時でも安心して授乳できるよう、日頃から使い慣れ、正しい知識を持つことが大切です。

フェーズフリーアワード2023 Silver賞受賞の背景

フェーズフリーアワード審査員長
一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事 佐藤 唯行氏のコメント

図:フェーズフリー品の説明。フェーズフリー品は日常時(日用品)だけでなく、非常時(防災用品)にも役立つようにデザインした商品・サービス・アイデア。

「今回、事業部門・アイデア部門を合わせて234件の応募の中で、乳児のいる家族に限定した商品であるにもかかわらず、Silver賞の受賞に至ったことはすばらしいことですね。同商品は既にフェーズフリー認証を取得していましたが、非常時や備蓄を意識した堅牢性・保存性(賞味期限18カ月)を維持できる缶タイプでありながら、利用者らの声を反映して日常時の利便性を高めてリニューアルした点が評価されました。特にリキャップ式の蓋や、月齢や用途に合わせて容量を選べる点は喜ばれるでしょう。今後の育児のあり方を反映し、家族や周囲の子育てへの参画を促すような、社会における子育て環境の質の向上が、非常時にもつながっている。まさにフェーズフリーの概念が伝わりやすい商品だと思います。」

「明治ほほえみ らくらくミルク」について

写真:「明治ほほえみ らくらくミルク(120ml、200ml)」 の商品パッケージ
「明治ほほえみ らくらくミルク(120ml、200ml)」希望小売価格:178円(税込)、232円(税込)

「明治ほほえみ らくらくミルク」は、母乳をお手本とした粉ミルク「明治ほほえみ」ブランドと同等の栄養設計で、保存料不使用の液体ミルクです。専用のアタッチメントを付ければ缶のまま授乳が可能です。調乳が不要で簡単にミルクをあげることができるため、「日常時」では育児負担の軽減に貢献し、水などが手に入りにくい災害などの「非常時」にも役立ちます。

リキャップ式で、飲む量や月齢に合わせた 2種の容量タイプを展開しています。2023年9月より、ピジョン株式会社と共同で、ピジョン社「母乳実感(哺乳器用乳首、キャップ・フードセット)」と「明治ほほえみ らくらくミルク(200ml×6缶)」「アタッチメント」を組み合わせた自治体向け防災セットも販売しています。

「明治ほほえみ 防災プロジェクト」について

図:赤ちゃん防災ブック表紙

「明治ほほえみ 防災プロジェクト」は子育て世代の防災意識の向上を目的に当社が2019年に立ち上げたプロジェクトです。年間を通じて啓発活動に取り組んでいます。

乳幼児の防災に関する調査活動 2023年