「今さら」ではなく「今から」の自律的なキャリア形成とリスキリングを進める シニアのキャリア開発を支援する取り組みを推進~D&I推進の一環として50代後半の社員400名以上を対象とした研修および面談をスタート~

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、持続的な企業競争力の向上を目指してダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)を推進※1しており、その一環としてシニアのキャリア開発を支援するため、50代後半の社員400名以上からスタートした50代キャリアデザイン研修、および研修のアクションプランに基づく50代キャリアデザイン面談を実施しました。今後もこの取り組みを継続するとともに、さらに、デジタルスキルの向上やコーチングスキルといったリスキリング※2を支援する予定です。本取り組みを通じて、多様な人財の融合から大きなイノベーションを創出することで、食と健康で一歩先を行く価値をお届けしてまいります。

図:DIAMONDプロジェクトのアイコン(女性活躍・グローバル人材・LGBTQ+・シニア・チャレンジド(障がい者)・シニア ー 全従業員(価値観・経験・スキル)
DIAMONDプロジェクトの重点領域

消費市場や労働市場における人々の価値観が多様化する中、当社はD&Iの取り組みの一環として、DIAMOND(Diversity&Inclusion Activities~Meiji's Open & New Directions~の頭文字)プロジェクトを進めています。本プロジェクトは、小さなダイヤもまとまると大きな輝きを放つように、全社員の個性が輝き、多様な人財の融合から大きなイノベーションの創出を目指すものです。重点領域の一つである「シニア」の人財が活躍できる多様なキャリア形成を支援しています。具体的には、現在定めている60歳の定年後も雇用を継続する定年再雇用制度を整えており、職場において長年培った能力で職務を遂行するとともに、後進を指導する役割を担っています。

さらに今般、50代は「キャリア再構築期」と捉え、社内外問わずシニアの人財がイキイキと活躍できるよう、個人の自律的なキャリア形成と能力開発を支援するため、キャリアデザイン研修および面談を実施しました。本施策を実施後、社外ビジネスセミナーの受講者における50代社員の構成比が前年と比べて約2倍となるなど、キャリア形成に向けて自発的に行動に移す社員が増加しました。

また、当社が一般生活者を対象に実施した調査※3によると、会社勤めの人のうち「リスキリングに取り組みたい」という人は全体の約43%を占める結果となりました。産業構造が大きく変化する中、人財育成や学び直しへの関心が高まっていると考えられます。

このように、当社は、多様な人財の融合から大きなイノベーションを創出することで、食と健康で一歩先を行く価値をお届けしてまいります。

※1明治グループのダイバーシティ&インクルージョンの推進の詳細はこちら
https://www.meiji.com/sustainability/society_creation/talent/(新しいウィンドウ)

※2仕事の内容が変化することに伴って新たに必要となる知識や技術を習得するために学習すること。

※3当社調べ(2023年3~4月実施のインターネット調査)

キャリアデザイン研修および面談などについて

  1. (1)
    研修
    事前課題やグループワークを通じて、自己理解を深め、社内外問わず人生100年時代に自分がイキイキと活躍する将来像を考え、アクションプラン(実行計画)を立てる。
  2. (2)
    面談
    人事部員との面談を通じて、研修で立てたアクションプランを振り返り、それぞれが新たに身に付けるスキル・技能を見つけ出し、自ら一歩踏み出す行動を促す。
  3. (3)
    リスキリング
    社外ビジネスセミナーの活用、社内デジタルコンテンツの周知、各種研修の充実など、行動する社員に対し、自己学習の支援を行う。
  4. (4)
    研修および面談を受けた社員の声
    研修および面談を受けた社員からは、「何をしたいか、すべきかを考えられる良いきっかけになった」「自身で考える時間を持て、考えが言語化されることで曖昧なキャリアデザインが明確になった」といった声が寄せられました。