国内最大の生乳基盤である北海道において牛乳の新工場設立!生産体制強化により年間を通じた牛乳の安定供給を図る「恵庭工場」稼働のお知らせ~「明治おいしい牛乳」20周年の今年、おいしさの進化や環境への各種取り組みを実施中~
株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、国内最大の生乳基盤である北海道において牛乳を生産する新しい工場として「恵庭工場」を設立し、7月より生産を開始しましたので、お知らせします。
北海道恵庭市に新設した恵庭工場は、当社の牛乳を生産する工場です。国内最大の生乳生産基盤である北海道において、牛乳の生産体制を強化し、2023年度計画では生産能力約87,000klを目指します。生産性向上を実現することにより、牛乳の安定供給と事業の競争力強化を図ってまいります。
また、明治グループにおいては、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」の3つの活動テーマの一つに「環境との調和」を掲げています。これを実現すべく当工場においては、CO2排出削減に向けた1,492枚の太陽光パネルの設置や年間420万kWhを自家発電するコージェネレーションシステムの導入、水資源の徹底的な再利用や節水などに取り組んでいます。
牛乳の安定供給に加え、サステナビリティへの取り組みも強化することで、持続可能な社会の実現に向け、引き続き社会課題の解決に事業を通じて貢献してまいります。
恵庭工場の概要
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所在地
北海道恵庭市戸磯47番15(恵庭テクノパーク内) - (2)
投資額
約120億円
恵庭工場設立の目的
・牛乳の生産体制の強化
国内最大の生乳生産基盤である北海道において、新工場を設立することにより牛乳の生産体制を強化し、お客さまの日々の生活に身近な存在である牛乳の安定供給を図ります。
・地域社会への貢献
PR室と工場見学通路を設置し、今後、食育ならびに近隣の学校からの社会科見学受入れを実施することで、お客さまとコミュニケーションを図るとともに地域社会へ貢献していきます。
「明治おいしい」ブランド20周年施策
「明治おいしい牛乳」は、「新鮮な生乳のおいしさをお届けする」というコンセプトのもと、2002年4月に発売し、2002年6月から全国展開しています。発売から20周年を迎える今年、「明治おいしい」ブランドの「おいしさ」の進化や、環境への取り組みに関する各種施策を展開しています。
(1)容器における環境配慮型素材への切り替え
「明治おいしい」ブランドは、キャップや注ぎ口などに使用しているプラスチックについて、バイオマスプラスチック※1への切り替えを7月から順次実施しています。これにより、「明治おいしい」ブランドのキャップや注ぎ口における化石資源由来原料使用量について、年間約990トンの削減を計画しています。また、キャップや注ぎ口などへバイオマスプラスチックを使用することで、容器のCO2排出量については、「明治おいしい牛乳」(900ml)では従来比で約10%※2、「明治おいしい牛乳」(450ml)では従来比で約15%※2の削減を目指します。
さらに今後は、容器本体の紙パックに使用している素材について環境配慮型素材への切り替えや、容器本体の紙パックの軽量化についても検討してまいります。
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※1植物などの再生可能な有機資源由来のプラスチック。化石燃料にできるだけ頼らずCO2排出削減につながるため注目されている新しいプラスチック素材。本商品のキャップおよび注ぎ口には植物由来素材(サトウキビ)を使用し、順次切り替えを予定しています。
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※2CO2削減率はCarbon Trustの認証を受けています。
(2)紙パックリサイクル促進の取り組み
紙パックのリサイクル促進のため、牛乳パックの洗浄から回収・持ち込みまでの手順や、再生紙工場で行われている工程について学べる「探偵メイと解明せよ!牛乳パックのゆくえ」と題した動画コンテンツを公開しています。