牛乳タンパク質成分「α-ラクトアルブミン」の月経痛への効果につき日本薬理学会で発表

2009/03/13

 当社は、牛乳に含まれるタンパク質の一種であるα-ラクトアルブミンが消炎鎮痛効果を示すことを動物実験で確認しています。今回、成人女性における経口摂取試験により、α-ラクトアルブミンが月経期における痛みの感じ方を和らげ、生活の質(QOL)の向上に寄与する可能性が示唆されました。この研究成果は第82回日本薬理学会年会(パシフィコ横浜にて3月16〜18日開催)で発表する予定です。
 月経痛のある健常成人女性(30名、平均年齢37.3歳)を2群に分け、第1群にはα-ラクトアルブミン(以下、α-La) 150mg を含有する錠菓(錠剤型の菓子)2粒を月経終了から次回月経終了までの1周期にわたり1日3回摂取してもらい、第2群にはα-Laを含まない錠菓2粒を同様に摂取してもらいました。次の月経周期は第1群、第2群とも錠菓は摂取せず、3回目の月経周期は第1群にはα-La不含錠菓2粒を、第2群にはα-La含有錠菓2粒を1日3回摂取してもらいました。被験女性には月経痛が強い場合は、従来から服用している鎮痛薬も併用してよい旨あらかじめ説明した上で、「月経痛の程度」、「鎮痛薬の服用頻度」および「月経痛による日常生活への影響」をスコアとして記録してもらい、数値化しました。
 月経痛の程度はα-La含有錠菓を摂取した期間の方が、錠菓を摂取しない期間よりも有意に低くなりました。一方、α-Laを含まない錠菓を摂取した期間の月経痛の程度は錠菓を摂取しない期間と有意差はありませんでした。なお、α-Laの含・不含によらず錠菓を摂取することで、鎮痛薬の服用頻度は有意に減少しました。また、α-Laを摂取することで、月経痛による日常生活への影響が軽減され月経期間中の女性のQOLを高める可能性が示唆されました。当社は「α-ラクトアルブミン」を有効成分とする消炎鎮痛剤につき特許出願済みです。