血糖値上昇を抑制するパラチノースの吸収代謝について日本糖尿病学会で発表

2008/05/22
(発行:2008/05/21)

 糖質の一種であるパラチノースはショ糖に比べてゆるやかに吸収・代謝され食後血糖値の上昇を抑制する効果が知られています。当社は、パラチノースがショ糖と同様に小腸でほぼ全量が消化・吸収され代謝されることを動物実験で明らかにしました。東邦大学総合診療・急病科瓜田純久准教授、三井製糖との共同研究で、5月22日から東京国際フォーラムにて開催の第51回日本糖尿病学会で発表予定です。
 糖は炭素原子や水素原子などから成り、糖が体内に吸収され代謝されると呼気中に炭素が炭酸ガスとして排出されます。一方、小腸で吸収されなかった糖は大腸に到達し、腸内細菌による分解を受けて水素ガスやメタンガスが発生し、それらのガスは呼気中に排出されます。正常ラット(SD系)に炭素同位体(13c)で標識したパラチノースを経口投与(体重1kg当り2g)して、呼気中の13c炭酸ガス濃度を測定したところ、呼気中に排出された13c炭酸ガスの総量は13c標識ショ糖を投与した群よりも多く、パラチノースはショ糖と同様に吸収・代謝されていることが明らかになりました。一方、呼気中の水素ガスの発生はショ糖投与群と同様パラチノース投与群でもほとんど観察されませんでした。これらから、パラチノースはショ糖と同様に小腸でほぼ全量が吸収され、体内で利用されることが明らかとなりました。
 当社はパラチノースおよびオレイン酸を含む栄養組成物につき、特許取得済みです。