「よく噛んで食べなさい」なんて、子どもの頃に
よく言われたものですが、実は「噛む」って、
いくつになっても健康な身体のために大切なことなんです。
明治は「噛み応え」の計測など独自の最新技術で、
心地よい食感はもちろん「噛む力」の
可能性について研究を続けています。
「噛む」から全身の健康、さらには社会課題の解決を目指して。
私たち明治の研究にこれからもご期待ください。
「ORAL-MAPS\オーラルマップス®」を活用し、グミの処理に要する力をレベル分けし6段階の「かみごたえチャート」を作成しました。
レベル分けされたグミを食べることで自分の噛む力を実感できるようになります。
日本人にとって心地よい
「弾力があるのに歯切れがいい」食感を求めて
グミキャンデーは、100年ほど前のドイツで生まれたといわれています。硬い食品に慣れている欧米人に合わせた食感で、輸入品が日本で流通した当初は硬すぎると感じる人も少なくありませんでした。
果汁グミは1988年の発売以来、日本人が心地よいと感じる食感にこだわっています。本場ドイツの主流製法である「スターチモールド製法」を取り入れつつ、ゼラチンとペクチンを併用することで、弾力があるのに歯切れがいい絶妙な柔らかさを実現。安全安心な素材にこだわりながら、心地よい食感を作り出しています。
ちぎれる際にかかった最大応力の比較
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ORAL-MAPS®とは
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「ORAL-MAPS\オーラルマップス®」は、食べ物が咀嚼によってどのように処理されていくのか、一連の過程を観察するための模擬実験装置です。
※学校法人日本医科大学の発明(特許第5062590号:発明者 小竹佐知子教授)のライセンス技術と、明治独自の解析と食品物性の評価技術を統合し制作
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【圧力調整部】咀嚼する力を調整できます。
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【センサー部】咀嚼時に駆動部が受ける力を測定します。
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【駆動部】測定したい食品を置きます。下のパーツが上下に、上のパーツが水平に動くことで、食品を咀嚼します。
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【人工唾液添加部】チューブから人工唾液が流れます。咀嚼中に人工唾液を添加できます。
「ORAL-MAPS\オーラルマップス」は株式会社 明治の登録商標です。
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導入のきっかけ
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「グミの処理に要する力をレベル分けをして、そのレベル分けされたグミを食べることで自分の噛む力を実感できるように」
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「ORAL-MAPS\オーラルマップス®」を使って様々な食材を処理したことで、噛む力の強さによって咀嚼後の食材の状態が大きく異なることが分かりました。食材に対して噛む力が十分でないと、食材が細かくならず飲み込めない、さらに、飲み込んだとしても消化に負担がかかっていると予想させるものでした。
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噛む力は、専用の機器を使えば測定できますが普段の生活で意識できる機会はほとんどありません。そこでグミの処理に要する力をレベル分けをして、そのレベル分けされたグミを食べることで自分の噛む力を実感できるようにしました。
- 「ORAL-MAPS\オーラルマップス®」で測定した結果と、専門パネルの官能評価結果から、かみごたえチャートを作成しております。
- 製造後、噛み応えが安定した時期での評価結果です。
- 直射日光の当たる場所や高温下に置かれると、グミが軟化・変形して、噛みごたえが失われてしまいます。ぜひ保存方法にもご注意いただき、当社のグミを美味しく召し上がりください。