生まれて2~3日経つと、全身の皮膚が乾燥して細かくむけはじめます。新しい世界へ出て、新しい空気に触れ、ママのおなかの中で全身を保護してくれていた一番上の皮膚が、乾燥して落ちているのです。症状は、1週間から1ヵ月くらい続くこともありますが、心配はいりません。また、鼻の頭に黄色いポツポツがみられます。これは成熟新生児によくみられるもので、ママのおなかの中で立派に成長した証拠です。数週間できれいになくなってしまいます。
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赤ちゃんは、大人とは体のつくりが違うことをご存じでしょうか。その違いを理解していないと、あわててしまうこともあるかもしれません。大人とは違った体の様子のいくつかは、赤ちゃんに特徴的なことで病気やけがではありません。大人と異なる赤ちゃんの体の様子で代表的なものをご紹介します。
生まれたときは、その名のとおり全身が赤い色をしていたのに、2~3日経つと黄色くなってびっくりすることがあります。これは「新生児黄疸(しんせいじおうだん)」といわれるもので、大抵の赤ちゃんが経験する生理的な現象の黄疸です。10日から2週間くらいで消えます。赤ちゃんは肝臓の働きが未熟で、出生期に壊れる「胎児赤血球」からできるビリルビン(黄色い色素をもっている物質)を十分に処理できないため、肌が黄色くなるのです。
この状態は4~5週間続くことがあり、長引く黄疸は「母乳黄疸(ぼにゅうおうだん)」といいます。母乳の中に、赤ちゃんの胆汁色素の排泄を阻害する物質があるためです。こちらも心配はないので、母乳をやめる必要はありません。
生まれて2~3日経つと、全身の皮膚が乾燥して細かくむけはじめます。新しい世界へ出て、新しい空気に触れ、ママのおなかの中で全身を保護してくれていた一番上の皮膚が、乾燥して落ちているのです。症状は、1週間から1ヵ月くらい続くこともありますが、心配はいりません。また、鼻の頭に黄色いポツポツがみられます。これは成熟新生児によくみられるもので、ママのおなかの中で立派に成長した証拠です。数週間できれいになくなってしまいます。
「蒙古斑(もうこはん)」と呼ぶおしりの青いあざは、日本人ならみんなあると思って良いほど、特徴的なあざです。お尻以外に背中や腰、手足、顔にも現れます。これはメラニン細胞が集まってできる色素斑で、時間はかかっても消えることが多いです。
お風呂に入れている時などに、赤ちゃんの頭のてっぺんがブヨブヨして骨がないと気づく事があります。よく観察してみると、へこんだように みえるその部分が脈うっています。
この骨のない部分は「大泉門(だいせんもん)」といいます。これは、脳や骨の発育のための“ゆとり”のようなもの。大泉門の皮膚のすぐ下は脳 ですが、傷つけるような乱暴な扱いをしなければ大丈夫です。大泉門の周辺は湿疹ができやすいので、怖がらずに洗ってあげましょう。
こういった症状は赤ちゃん特有のものです。
不安に思ったらママや周りの先輩ママ&パパに相談してみるのも良いでしょう。