「 家族みんなで自然を愛おしみながら
楽しく食べてほしい 」
今から50年前、きのこの山・たけのこの里は
そんな想いから生まれたおかしです。

この星の“山”と“里”がいつまでも
ほっとできる“ふるさと”でありますように。
これからも、よりよい自然環境や、
人と人の関係づくりに向けて、
きのこたけのこらしく取りくんでいます。

自然保護活動
カカオ農家の支援活動
学校向け教材開発
小学生向け学校教材 誕生
『きのこの山・たけのこの里と学ぶ
どっち派!? ディベート合戦』
「答えのないサステナブルな問い」を
楽しく考えるために。
きのこたけのこどっち派論争を使った、
“ディベート教材”を作りました。
授業レポート
2026年2月5日(木)横浜市都筑区立川和小学校で
『きのこの山・たけのこの里と学ぶ どっち派!?
ディベート合戦』を使った授業が行われました。
参加したのは、
6年生1組から3組まで合計78名のみなさん。
「持続可能な社会を目指すうえで、食品を選ぶときには、
自分にとっておいしいものを選ぶべきか、
それとも社会や環境にやさしいものを選ぶべきか」という
問いをテーマにディベートに取り組みました。
ドキドキのディベート準備

ディベート当日に向けて、児童たちは事前準備にも力を入れました。
「自分にとっておいしいものを選ぶ」という立場のAチーム、「環境にやさしいものを選ぶ」という立場のBチーム、そして両者の意見を聞いて判断を行うジャッジチームの三つに分かれ、それぞれ準備を進めました。
授業当日、みんなのタブレットには、調べてきた情報がびっしり。ゲームに勝ちたいと一生懸命ドキドキしながら調べたそうです。
ABチームだけでなく、ジャッジチームも、主張を正しく理解するための下調べを行っていました。

ディベート合戦スタート! 
〜「おいしさ」と「環境への配慮」は
対立するものなのか?〜

じゃんけんで先行後攻を決めたら、
いよいよディベートスタート。

各クラス、Aチームが「嫌いなものを無理に食べることはストレスになり、心身の健康につながらない」「我慢を強いることはサステナブルとは言えない」と主張すると、Bチームは、「環境にやさしい食品が必ずしもおいしくないとは限らない」と反論。
また、Aチームが「環境にやさしい商品は価格が高く、身近な場所で手に入りにくい場合がある。遠くまで買いに行けばCO₂排出につながる」という意見を述べると、Bチームからは「移動手段を工夫する例えば車をハイブリッドカーにするとかでCO₂排出を減らすこともできる」といった視点が示されました。

また、Bチームの「好きなものばかり食べるのは健康に良くない」という意見に対して、Aチームは「好きなものは残さず食べるため食品ロスが少ない」「苦手な食材も工夫次第でおいしく食べられる」と応答。実際に、苦手なほうれん草やにんじんをすりおろしてパンケーキに混ぜて調理した経験を紹介する児童もおり、具体的な工夫に基づいた意見が会場の関心を集めました。

さらに、「同じ“好きなもの”を選ぶのであれば、より環境にやさしい選択をすることが大切だ」「私たち一人ひとりが賢く選択することが重要」というBチームの発言には、Aチームからも自然と拍手が起こるなど、立場を越えて意見を尊重し合う姿が見られました。
相手のチームの意見を真剣に聞いて、その度に“どう答えたらいいか”と仲間と話しあう姿が教室のあちこちで見られ、普段の授業より積極的なみんなの姿に先生も関心したそうです。

いっぱい悩んだジャッジの判定

ディベート終了後は、ジャッジチームがどちらの意見により納得したかを、AまたはBの札を掲げて判定。
意見を述べる時間では、主張内容だけでなく、「説明のわかりやすさ」が判断の大きなポイントになっていたことがうかがえました。
3クラスの結果は、「自分にとっておいしいものを選ぶ」というAチームの意見が支持されたクラスが1クラス、「環境にやさしいものを選ぶ」というBチームの意見が支持されたクラスが2クラスとなりました。「難しい言葉が少なくて理解しやすかった」「嫌いな食材を入れたパンケーキを作ったという説明は感動した」といった声も聞かれ、児童たちが真剣に議論を受け止めていた様子が伝わってきました。

授業を終えて 〜児童のアンケートから〜

今回、3クラスの児童を対象に授業を実施した結果、各クラスともに80%前後児童が「楽しかった」と回答。また、「相手の意見を聞いて自分の考えが変わった」「両方の意見にそれぞれ良いところがあると感じた」といったコメントも多く寄せられ、単に結論を出すことだけでなく、多様な価値観に触れながら自らの考えを深める学びにつながっていることがうかがえました。
さらに、「自分の意見を言うのは勇気がいると分かった」「反論できて自信がついた」といった記述からは、対話を通じて自己表現への意識が高まった様子も確認できました。
また、「サステナブルな問題は大人だけが考えるものだと思っていたが、自分たちにも考えられると感じた」といった感想も寄せられました。 

先生にインタビュー

授業を終えて、6年1組の田口先生にお話を聞きました。
「サステナブルは生徒にとっても教える側にとってもむずかしいテーマでしたが「きのこ山・たけのこの里」という楽しい入口があったことで、身近なものとし楽しく取り組めました。​ また、驚いたことは、普段の授業だと間違えるのを恐れてなかなか発言できない子も、『サステナブルという問いには正解がない』と最初に伝えたことで、 積極的に発言できていたこと。さらに、発言していた子だけでなく、一生懸命調べた子、ノートをとる子・・と、準備の時間からディベートまで、それぞれの方法で楽しく活躍していました。」​