2022.07.28

「街の強さひきだすプロジェクト」のひとつ「いきいき百歳体操チャレンジ教室」が8回目を迎えました!

7月28日(木)に「街の強さひきだすプロジェクト」のひとつ「いきいき百歳体操チャレンジ教室」の8回目が「福祉センター苗加苑」(砺波市苗加)で行われました。教室がスタートして、もうすぐ2ヵ月。参加者の中には、週一回の体操の時間を楽しみにしている人がたくさんいるようです。この日もスクリーンに映し出された映像を見ながら、約40分の体操に取り組みました。体操をした後は、R-1を飲みながら健康に関するDVDを鑑賞しました。今回のテーマは乳酸菌研究の歴史についてで、普段食べている発酵食品の歴史についての理解も深めました。R-1のサポートによって、一人ひとりの健康や体調管理に対する意識が高まっています。

「いきいき百歳体操」は、ストレッチと重りバンドを使った筋力体操で構成されています。柔軟性が高まるとともに体のバランスをとる筋力や足腰の筋力がアップするので、転びにくい体になり、介護予防も期待できます。体を動かす前には、地域包括支援センターの保健師や理学療法士が健康状態を確認するので、安心して運動ができるのも高齢者にとってはうれしい要素です。 毎週参加することで、体調管理と健康維持につなげられます。地域の高齢者が健康に暮らしていることが、砺波市全体の活力を高めることにもつながっています。

体操を終えた後は、R-1を飲みながら健康セミナーのDVDを視聴しました。今回のテーマは乳酸菌について。微生物の存在は400年ほど前には知られていましたが、微生物から発酵食品ができることがパストゥールによって発見されたのは1860年ごろのことです。その後、ノーベル生理学•医学賞を受賞したイリヤ•メチニコフが老化は腸内の腐敗が原因であり、ブルガリア人が食べているヨーグルトは長寿に寄与していると提唱しました。ヨーグルトに使われている乳酸菌は乳酸のみを作り、ビフィズス菌は乳酸も酢酸も作っています。私たちが食べる乳酸菌はおよそ100億〜1,000億種類いると言われていますが、腸の中で育っている乳酸菌は100兆個もあるそうです。食べる乳酸菌は体内の乳酸菌とは違うものなのだそうです。普段食べているヨーグルトについての知識を深めることができました。安心して積極的にヨーグルトを食べていきたいですね。

体操を楽しむ参加者にインタビュー

参加者の女性は「毎回ここに来て、友だちと顔を合わせるのを楽しみにしています。これまでも毎朝運動して体力の維持に努めてきたのですが、いきいき百歳体操を始めてから手すりを使わなくても階段を楽に登れるようになり、体力アップを実感しています。R-1も94歳の父と毎日飲むのが習慣になりました」と話します。効果を実感しながら積極的に体操に取り組んでいることが、一つひとつの言葉から伝わってきますね。家族や仲間とずっと元気で暮らすためにも、体調管理をがんばりましょうね。

活動は新型コロナウィルス感染拡大防止対策を講じた上で開催しました

writer / 高井 友紀子
photographer / 空耳 カメラ