当社初の生乳受け入れ検査自動化システムを開発 ~2027年3月に生産開始予定の北海道根釧工場へ導入予定~ 人手不足が社会課題の一つとなっている中、生産効率の向上と安定した品質検査体制構築を目指す取り組み、蓄積した検査データを活用し生乳品質改善などへの貢献も視野

株式会社 明治(代表取締役社長:八尾 文二郎)は、牛乳・乳製品などの原料となる生乳を受け入れる際に実施する品質検査工程を自動で実施するシステム「生乳受け入れ検査自動化システム」を開発しました。本システムの一部は2027年3月に生産開始予定の北海道根釧工場への導入を予定しています。今後も新たな技術開発により、お客さまに安全・安心で高品質な商品をお届けしてまいります。

画像:生乳受け入れ検査自動化システムのプロトタイプ
「生乳受け入れ検査自動化システムのプロトタイプ」
(本システムをもとに北海道根釧工場用のシステムを製作して導入予定)

導入の目的

近年、人手不足の状況が社会課題となっている中、牛乳・乳製品の製造工場では、生乳受け入れ時の検査に多くの工数と時間を要しています。特に、北海道根釧工場では当社最大規模の生乳受け入れ量を予定しており、作業の効率化は喫緊の課題となっています。

このような状況を踏まえ、本システムの導入により、生産効率の向上と、作業者の習熟度に依存しない安定した品質検査体制の構築を目指します。さらに、将来的には蓄積した検査データを活用し、生乳の状態を可視化することや酪農現場へのフィードバックを通じて、生乳品質の継続的な向上に貢献してまいります。

生乳受け入れ検査自動化システム自動化内容

生乳の品質は商品の品質に大きく影響するため、受け入れ時には風味などを確認する官能検査、生乳の成分組成などを調べる理化学検査、微生物検査に大別される10種類の検査が実施されており、製造工程の中でも最も多くの検査項目を有しています。

画像:生乳受け入れ検査
(赤枠内が自動化可能な項目)

本取り組みでは、このうち自動化が可能と判断した計8項目を対象に、検査の自動化を実現するとともに、一連の工程として検査を実施できるシステムを開発しました。なお、北海道根釧工場に導入予定のシステムでは、運用効率などを考慮し一部の自動化方法を変更したうえで、5項目を自動化対象としています。

検査精度の確保に向けては、地域や季節、飼料条件などにより生乳の品質が変動することから、導入地域における年間データの収集・分析に取り組み、安定した精度の品質検査を実現します。

さらに、システム開発にあたっては社内リソースを中心に推進することで、検査ノウハウの適切な反映、開発コストの抑制、自動化技術を有する人財の育成を実現するとともに、導入現場のニーズや機能追加に迅速に対応可能な体制を構築します。

導入効果見込み

  • これまで人が実施していた生乳受け入れ検査の作業時間5,475h/年が削減される見込みです。
  • 作業者の技能や習熟度に依存しない、安定した精度の品質検査を実現します。

●参考:北海道根釧地区新工場建設並びに生産体制再編に関するお知らせ(2023年12月6日発表)
https://www.meiji.com/pdf/news/2023/231206_02.pdf(新しいウィンドウ)

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