中国5カ所目の生産拠点、中国北部エリアでのさらなる事業拡大を目指し牛乳・ヨーグルトなどを生産する明治乳業(天津)有限公司が稼働開始 2023年1月より生産開始

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、中国事業を統括する100%出資子会社の明治(中国)投資有限公司を通じて設立した、牛乳・ヨーグルトなどを生産する明治乳業(天津)有限公司(所在地:中華人民共和国天津市、2019年9月設立)が2023年1月31日より稼働を開始したことをお知らせします。

明治グループは中国において、今後も幅広い地域のお客さまに、当社が培ってきた技術やノウハウを生かした安全でおいしい牛乳、ヨーグルト、お菓子やアイスクリームなどの食品をお届けし、お客さまの豊かで健康な毎日に貢献してまいります。また、当社の海外事業における成長基盤を確立し、伸長する中国市場で新市場の開拓と新たな付加価値商品の提供を加速してまいります。

写真:明治乳業(天津)有限公司 外観
※現在、販売は明治(中国)投資有限公司にて実施

牛乳・ヨーグルトの中国北部エリアへの供給体制を強化

図:「中国北部エリアへの供給体制」明治乳業(天津)有限公司:牛乳、ヨーグルトなどの製造/明治(中国)投資有限公司:各事業商品の販売、中国事業会社の経営管理など/明治乳業(蘇州)有限公司:牛乳、ヨーグルト、クリームなどの乳製品の製造/明治制果食品工業(上海)有限公司:菓子の製造、アイスクリームの製造(稼働予定)/明治雪糕(広州)有限公司:アイスクリームの製造/明治食品(広州)有限公司/稼働予定:牛乳、ヨーグルト、菓子の製造/廣州明治制果有限公司:菓子の製造

当社は中国において、牛乳・ヨーグルト事業、アイスクリーム事業、菓子事業、栄養事業、業務用事業を展開しています。牛乳・ヨーグルトについては、2013年より販売を開始し、これまで明治乳業(蘇州)有限公司の1拠点で生産していました。チルド商品のため賞味期限も短いことから供給エリアが限られていましたが、今回の明治乳業(天津)有限公司の稼働により、中国北部エリアへの供給体制を強化します。

生産体制と商品力を強化

中国の牛乳・ヨーグルト市場は伸長しており、牛乳については賞味期限の長い常温の牛乳が主流となっていますが、近年ではチルドの牛乳が拡大傾向となっています。ヨーグルトについても、今後継続的に市場が拡大していく見通しです。明治乳業(天津)有限公司においては、現在中国で販売している牛乳・ヨーグルト商品に加え、市場のニーズに合わせた新たな商品も生産予定です。当工場の稼働により中国における牛乳・ヨーグルトの生産能力を約2倍に増強させ、拡大する市場に合わせ、より多くのお客さまへ商品をお届けしてまいります。

写真:中国販売商品のパッケージ一覧
生産する商品例(左から市販用牛乳、ヨーグルト、業務用牛乳)

稼働式の様子

工場内製造設備