離乳食の時短テクニックについて

梅雨が明けたら初夏のさわやかな季節となりますね。 気温が一気に上がってくると体調が崩れやすくなるので気をつけたいですね。そのような中での毎日の離乳食作りは、手間がかかり負担を感じているお母さまも多いかもしれません。
赤ちゃん相談室にも
「毎回作るのは大変なので冷凍保存したいのですが、よいですか(10か月)」
「冷凍保存後はどのくらいまでに使うなど目安はありますか(7か月)」
「まとめて作って離乳食を作る時間を少しでも短くしたいのですが、どのようにしたらよいですか(8か月)」
などのお声をいただきます。
今回は、手軽に作ることができてメニューのバリエーションも広げやすい、作り置き(まとめづくり)のメリットや冷凍保存のポイントをご紹介します。
上手に取り入れながら離乳食作りを楽しく続けて、暑い夏を乗り切りましょう。
素材別(野菜や肉・魚)まとめづくり
手間のかかる下ごしらえを事前にすませて、1食分ずつ小分けにして冷凍保存しておきましょう。与えるときは、解凍、加熱調理して使うのが基本です。時間のあるときや調理のついでにまとめて作っておくと、離乳食作りの時間が短縮できます。
細菌への抵抗力の弱い乳幼児が食べる離乳食なので衛生面に注意することも大切です。
まとめづくりのメリット
- (1)
下ごしらえ済みとなるので、調理時間が短縮できる
- (2)
もう1品ほしいときに便利に使えて、メニューのバラエティが広がりやすい
- (3)
少量で間に合う離乳食でも食材を無駄なく使いきれる
- (4)
購入してすぐに調理・冷凍保存すれば鮮度が保てる
冷凍保存のポイント
- (1)
新鮮なうちに冷凍する
- (2)
よく冷ましてから冷凍庫に入れる
- (3)
短時間で冷凍する
- (4)
使いやすいように小分けにする
- (5)
品名と冷凍した日を明記する
- (6)
1週間をめどに使いきる
- (7)
使うときは必ず再加熱する
-
※熱伝導率の高い金属製のトレイやアルミカップに入れると、より早く冷凍できる
-
※保存袋に入れて箸で筋をつけると必要分だけ取り出しやすい
出典:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き
赤ちゃん相談室では離乳食への「ほほえみ」の使い方や、幼児食に「ステップ」をポンと入れた手軽なレシピもご紹介しています。離乳食の進め方や作り方などでお困りのときは、ぜひ赤ちゃん相談室へお電話ください。相談員一同、心よりお待ちしています。
赤ちゃん相談室(赤ちゃんの栄養に関するご相談)
2020年4月1日からナビダイヤルからフリーダイヤルにてご相談をお受けしています。
フリーダイヤル
-
※お電話のみの受付としています。
-
※受付時間:10:00~15:00(第3火曜日、土日祝日、年末年始除く)