色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! 色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! レベル:2/時間:約45分(冷やす時間を含む)

ふしぎ実験テーマ

クリームと牛乳を煮詰めると色がみるみる変わっていく!?

その秘密は「乳製品と糖の加熱」にあるよ!

やってみよう!

生キャラメルを作ってみよう!!

ひとりでむずかしい場合は、おうちの人と一緒にやってみてね。

材料(2人分)
クリーム
100ml
(植物性脂肪が入っていない、「乳脂肪」だけのもの)
牛乳
100ml
グラニュー糖
40g
はちみつ
20g
クリーム(明治おいしい生クリーム)、牛乳(明治おいしい牛乳)

用具
  • フライパン(直径27cm)(焦げやすいのでテフロン加工やフッ素加工のフライパンを使う)1個
  • ゴムべら 1本(耐熱性のもの)
  • クッキングシート 1個
  • トレー 1個
  • はさみ 1個
  • ナイフまたは包丁 1本
  • まな板 1個
色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! 用具イメージ

STEP1

火をつける前のフライパンに材料を全部入れてよく混ぜます。

STEP2

①のフライパンを中火で加熱します。はげしく泡立つまでゴムべらで混ぜます。

火を使うので、やけどに注意しよう。

色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! STEP2 写真
STEP3

泡が小さくなってきたら弱火にして、こげつかないように底が見えてとろみが出るまで、ゆっくりと混ぜ続けましょう。

こげつきに注意しよう。

色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! STEP3 写真
STEP4

とろりとしてうす茶色になったら火を止め、クッキングシートをしいたトレーに流し入れます。

加熱時間による色の変化を観察しよう。

色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! STEP4 写真
STEP5

さわっても熱くないくらいになったら、冷蔵庫で冷やし固めます。

できあがり!

ナイフまたは包丁でひと口サイズに切って完成!

ナイフや包丁の使い方に注意しよう

色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! できあがり写真
  • キャラメルは冷蔵庫で保管して早めに食べきってね。

アレンジしてみよう!

かわいいクッキングシートで包むと、お友達にもプレゼントできるね。

色がみるみる変わる! クリームと牛乳を煮詰めて生キャラメルを作ろう! アレンジ写真

チャレンジしてみよう!

上級者向けレシピにチャレンジしよう!

はちみつを入れずに、グラニュー糖と水あめでキャラメルを作ってみよう。

調べてみよう!

牛乳とクリームの色はどうして変わっていくの?

その秘密は「乳製品と糖の加熱」にあるよ!

食品は加熱したり、保存したりしている間に褐色反応が起こるんだ。そのひとつに、アミノ酸(今回の場合は牛乳とクリームに含まれているよ)を加熱すると、風味がよくなりおいしそうな茶色に変わる性質があるんだ。
このことを「メイラード反応」というよ。
はちみつはメイラード反応が起こりやすいので、短時間で生キャラメルを作ることができるよ。

メイラード反応ってなに?

糖とアミノ酸を加熱することで褐色物質の「メラノイジン」ができる現象をいいます。
食品にはいろいろなアミノ酸があり、メイラード反応を起こすアミノ酸によっていろいろな香りを生み出します。ステーキやすき焼き、おせんべいの焼き色など香ばしい風味はメイラード反応によるものです。

加熱時間が長くなると茶色が濃くなる?

加熱時間を長くすると色が濃くなり、キャラメルの食感も硬くなります。
味も、うす茶色で火を止めるとマイルドな味わいに、こい茶色まで加熱すると香ばしくなります。


  • 加熱時間を伸ばしたら、キャラメルの味はどう変わるかな?試してみよう。焦がしすぎには注意してね!

ほかにも気になることがあったら調べてみよう!

まとめよう!

実験まとめのヒント

  • 実験をした時の変化のようすや感じたことを書いてみよう。
  • 色の変化を覚えておこう。写真を撮っても良いね。