ヨーグルトの研究者たち

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光岡 知足 メチニコフ グリゴロフ ギルギノフ

光岡知足:プロフィール

腸内細菌学の世界的権威。ヨーグルトの科学的発展に大きく貢献された光岡先生の功績をご紹介します。

東京大学名誉教授、理化学研究所名誉研究員

農学博士 光岡知足専攻 細菌分類学、微生物生態学

「高齢社会ジャーナル」2005/2月号

1930 千葉県市川市生まれ。
1950 東京大学獣医学科入学。
1953 東京大学獣医学科大学院進学。
腸内フローラ研究を開始。
培養法(BL寒天)を開発し、ヒト成人にビフィズス菌が優勢であることを発見。
1958 乳酸桿菌とビフィズス菌の分類学的研究などで農学博士。
理化学研究所入所。
各種動物の消化管内フローラの研究を開始。
1962 ニワトリを飼育し、日齢に伴う腸内フローラの推移の法則性を発見。
1964 「ニワトリ日齢に伴う腸内フローラの推移」をドイツの細菌学誌に発表。
べルリン自由大学留学、乳酸菌の分類学的研究。
プレーンヨーグルトを初めて常食し、その効用を体験。
1966 帰国。
1967 日本における乳酸菌分類学の混乱を指摘。
ヒトの腸内フローラ生態学的法則、発酵乳の保健効果の研究を開始。
1969 「腸内フローラと健康」の仮説を提唱。
ヒトと動物の乳酸菌分類をドイツの細菌学誌に発表。
1972 「老化と腸内フローラ」「腸内細菌の伝播様式」についてドイツの細菌学誌に発表
1973 「腸内フローラの安定性」「腸内フローラの個人差」をドイツの細菌学誌に発表。
1976 日本農学賞。
「ヨーグルト摂取による長寿効果」をマウス実験で発見。
1977 科学技術長官賞。
「ヨーグルトの癌・腎炎予防効果」をマウスおよびハムスターで発見。
1978 「腸内細菌の話」(岩波新書)上梓。
以降、現在まで一般書、専門書数多く上梓。
1979 「腸内フローラと疾病の関係」の研究に着手。
1980 「ヨーグルトの保健効果」を発表。
1982 東京大学農学部教授。
フラクトオリゴ糖の腸内フローラ改善効果を発表。
1988 「腸内菌叢の系統的研究」により日本学士院賞。
1990 東京大学退官、日本獣医畜産大学教授。
1997 日本獣医畜産大学退職。
2002 勲3等旭日中授章。
2003 安藤百福賞大賞。

ヨーグルトと健康(映像)

ヨーグルトと健康:過去(6分27秒)

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