乳酸菌研究最前線

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HbA1cに関するMI-2乳酸菌試験結果 MI-2乳酸菌の作用とメカニズム

HbA1cに関するMI-2乳酸菌試験結果

糖尿病予備群(HbA1cが5.6%以上6.4%以下かつ空腹時血糖値が100mg/dL以上125mg/dL以下)の健常成人を被験者とし、130名を2群(各群65名)に分け、1つの群にはMI-2乳酸菌ヨーグルト(MI-2乳酸菌の加熱菌体を5×109個以上配合した112gのヨーグルト)を12週間毎日1個摂取していただき、他方の群にはMI-2乳酸菌が入っていないヨーグルトを同様に摂取していただきました。

その結果、以下の変化が認められました。

(1)摂取前と比べて12週間摂取後に両群共にHbA1cが有意に低下しましたが、MI-2乳酸菌入りヨーグルト摂取群ではMI-2乳酸菌が入っていないヨーグルト摂取群と比べても有意にHbA1cが低下しました(図1)。

(2)摂取前と比べて12週間摂取後にMI-2乳酸菌が入っていないヨーグルト摂取群ではインスリン抵抗性指標(HOMA-IR)の有意な増加が認められましたが、MI-2乳酸菌入りヨーグルト摂取群ではHOMA-IRが増加せず正常に維持されました(図2)。

図1. HbA1cの変化量 図1. HbA1cの変化量 図2. インスリン抵抗性指標の変化量 図2. インスリン抵抗性指標の変化量

実施期間:2018年7月~12月
有効性解析対象者:20~64歳の健康な成人で、HbA1cが5.6%以上6.4%以下かつ空腹時血糖値が100mg/dL以上125mg/dL以下の126名
※「MI-2乳酸菌」の抗炎症効果は、生菌よりも加熱菌体の方が高いため、加熱菌体で臨床試験を実施しています。
出典:Nutrients 2020,12(2),374