乳酸菌研究最前線

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脂肪がたまる仕組みと慢性炎症について 脂肪脂肪に関するMI-2乳酸菌試験結果 HbA1cってなに?
HbA1cに関するMI-2乳酸菌試験結果 MI-2乳酸菌の作用とメカニズム

脂肪がたまる仕組みと慢性炎症について

脂肪がたまる仕組み

食事の糖は腸からブドウ糖になって吸収されます。ブドウ糖は筋肉や脳に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。また、余ったブドウ糖から中性脂肪が合成され、体内に蓄えられます。血液の中のブドウ糖を筋肉や脳に取り込ませエネルギーに変換、また余ったブドウ糖を中性脂肪に合成することを促すのは、すい臓から分泌される体内ホルモンであるインスリンの働きによるものです。エネルギーに変える量が大きくなると身体に付いた脂肪は減り、逆に脂肪を合成する量が大きくなると脂肪の合成が促進されて脂肪が溜まります。

脂肪がたまる仕組み

慢性炎症と脂肪が蓄積する悪循環

脂肪(細胞)が分解される時には、「炎症」という現象が体内で生じます。この炎症は、本来であれば自然と収束しますが、脂肪を溜めこみすぎたり、他の要因などにより、収束することができなくなり、慢性化してしまうことがあります。これが、慢性炎症という状態で、生活習慣病をはじめ多くの疾病を引き起こす原因となります。この慢性炎症により、体内のインスリンの効き目が悪くなり(インスリン抵抗性)、それでも糖や脂肪を多くとり続けると、血糖値を調整しようとインスリンがたくさん分泌し、脂肪の合成が促進されて脂肪が溜まります。

慢性炎症と脂肪が蓄積する悪循環