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チョコレートが脳を活性化するとは!?

加齢で減少する脳の栄養分とは?

脳は、言ってみれば神経細胞のかたまりです。その神経細胞が毎日活動することにより、私たちは物事を記憶したり、色々なことを判断したりすることができます。そうした脳の活動を支えている代表的な栄養分が BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)です。

BDNFは脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種で、神経細胞の発生や成長、維持や再生を促してくれます。脳内で記憶を司る「海馬」に多く含まれていて(※1)、そこで神経細胞の動きを活発化させることが期待されています。そのことから、“脳の栄養”と呼ばれることもあります。

※1 Hofer M, Pagliusi SR, Hohn A, Leibrock J, Barde YA (1990): Regional distribution of brain-derived neurotrophic factor mRNA in the adult mouse brain. EMBO J, 9:2459-2464.など

図1 加齢とともに減少する血清中の BDNF

このようにBDNFは脳の活動をサポートする重要な役割を担っていますが、65歳以上では年齢を重ねるほどに減ることが報告されています(図1、※2)。

Sex and age differences in serum BDNF concentration. Mean and standard error of serum BDNF levels are shown for each 5-year increment in age. Serum BDNF decreased with aging in men (blue bars) and women (pink bars; P < 0.001) and women showed higher BDNF levels than men.
※2 Shimada H, Makizako H, Doi T, Yoshida D, Tsutsumimoto K, Anan Y, Uemura K, Lee S, Park H, Suzuki T: A large, cross-sectional observational study of serum BDNF, cognitive function, and mild cognitive impairment in the elderly.

記憶・学習などの認知機能を促進させるBDNF

BDNFが高濃度で存在するといわれる海馬は、脳の中でも記憶形成を司る場所として知られています。そこで、BDNFは一体どのような働きをしているのでしょうか。それを解明する手がかりとなる実験が2つあります。

1つは、ノックアウトマウスの脳内でBDNFの発現を約半分に減らした実験で、これにより学習能力が低下することが示されました(※3)。もう1つは、脳内のBDNFに関するシグナル伝達系を制限する実験で、そこからは記憶や学習障害を引き起こすことがわかってきました(※4)。

これらの結果から、BDNFが記憶や学習などの認知機能と密接な関連があることを導き出すことができます(※5)。つまり、BDNFは記憶や学習などの認知機能を促進させる可能性が示唆されました。

※3 Linnarsson S, Björklund A, Ernfors P (1997): Learning deficit in BDNF mutant mice. Eur J Neurosci, 9:2581-2587.
※4 Mu JS, Li WP, Yao ZB, Zhou XF (1999): Deprivation of endogenous brain-derived neurotrophic factor results in impairment of spatial learning and memory in adult rats. Brain Res, 835:259-265.
※5 野藤悠 , 諏訪雅貴 , 佐々木悠 , 熊谷秋三 ; 脳由来神経栄養因子( BDNF)の役割と運動の影響 . 健康科 Vol.31, 2009年 3月

高カカオチョコレートの摂取がBDNFを増やす可能性!?

私たちは誰しも年を取ります。加齢による認知機能の衰えは、やがて記憶や学習能力を奪うでしょう。それに対抗する有効な手段のひとつとして期待されていることがBDNFを増やすことです。

その方法として、すでに知られているのが「運動」と「抗酸化物質」の存在です。たとえば、適度な運動はBDNFを増やすとともに、記憶や学習などのパフォーマンスを高めることがわかっています(※6)。また、抗酸化物質を投与することにより、運動によって生じる酸化ストレスを減らし、海馬でBDNFが発現しやすい環境をつくれる可能性も報告されています(※7,8)。

そして、もうひとつ注目されている手法が高カカオチョコレートの摂食です。愛知県蒲郡市、愛知学院大学、(株)明治によって実施された「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」では、高カカオチョコレートに含まれる高濃度のカカオポリフェノールが脳の血流量を増やし、BDNFを含む血流の増加によって認知機能を高める可能性が見つかりました。

手軽に食べられるチョコレートで、美味しく健康になれたら素敵ですね。

※6 Szuhany, K. L.; Bugatti, M.; Otto, M. W., A meta-analytic review of the effects of exercise on brain-derived neurotrophic factor. J Psychiatr Res 2015, 60, 56-64.
※7 饗場千夏 , 韓宝宝 , 木内政孝 , 安藤大輔 , 山北満哉 , 小山勝弘 ; 高強度運動時における抗酸化物質投与が海馬脳由来神経栄養因子 (BDNF)発現に及ぼす影響 . 体力科学第 61巻第 1号 111-117(2012)
※8 Brickman, A. M.; Khan, U. A.; Provenzano, F. A.; Yeung, L. K.; Suzuki, W.; Schroeter, H.; Wall, M.; Sloan, R. P.; Small, S. A., Enhancing dentate gyrus function with dietary flavanols improves cognition in older adults. Nat Neurosci 2014, 17, 1798-803.

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