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チョコレートでアレルギー予防とは

アレルギーを防ぐポリフェノール

ウイルス、細菌などは外界から体内に侵入してくる危険な病原体です。生き物の身体は、これら外敵の侵入を阻止するための免疫システムを備えています。しかし、我々を病気や有害な異物から守ってくれる免疫システムも過剰に働くと、体に害がないハウスダスト(ダニの死骸など)や花粉に対しても反応してしまい、アレルギー症状が現れます。

ここで、カカオポリフェノールの登場です。

チョコレートに豊富に含まれるカカオポリフェノールが、抗アレルギー効果を示すことが、さまざまな実験によって明らかにされてきました。その働きを詳しく解説します。

免疫って何?活性酸素は両刃の剣

免疫システムが病原体を攻撃する武器の一つに、活性酸素があります。活性酸素は強力で様々な病原体を殺すことができる大事なものですが、多過ぎると我々の身体をも攻撃してしまい、生活習慣病やガン、老化の原因ともなります。

このように、活性酵素は身体にプラスにもマイナスにも作用するのです。

花粉症やダニアレルギーなどのI型アレルギーの発生メカニズムと予防のポイント

I型アレルギー症状は、大まかに述べると以下の3つのステップで生じます。

Step 1 アレルゲンの感作

ダニの死骸・スギ花粉などのアレルゲンが目や鼻の粘膜から体内に侵入する。
マクロファージやリンパ球の一種であるヘルパー2型T細胞(Th2)を介してB細胞に伝わりIgE抗体が作られる。
アレルゲンを認識したIgE抗体が粘膜上の肥満細胞や白血球の一種である好塩基球と結合する。

Step 2 アレルゲンの再侵入と炎症物質の放出

スギ花粉やダニの死骸を吸い込む。
B細胞がIgE抗体を作り出す。
IgE抗体と結合した肥満細胞が反応、ヒスタミンやロイコトリエン(炎症の悪化に関与する物質)などが放出される

Step3 発症や悪化

ヒスタミンがくしゃみやかゆみ、鼻汁の分泌を促進し、ロイコトリエンが鼻詰まりを引き起こすことでアレルギー症状が始まる(即時型反応、ただしこの段階では明確な症状が現れない人もいます)。
好酸球がさらにロイコトリエンを放出し、アレルギー症状がますます酷くなる(遅発型反応)。
ということは、3つのステップのどこかを邪魔すると花粉症などのI型アレルギー症状を防いだり、軽くしたりできるのです。

I型アレルギーを防ぐチョコレートの働き

アレルギー症状に対してチョコレートがどのように働くのか、検証(※1)がなされました。

まず、チョコレートを摂取した人、摂取しなかった人のそれぞれの血液から取り出したリンパ球を刺激したところ、チョコレートを摂取した人は、IgE抗体の産生が低下しました。これはチョコレートがstep1の“感作”を抑制する可能性があることを示しています。

また、チョコレートを摂取した人の血液から取り出した好塩基球を刺激したところ、チョコレート摂取1時間後に採取した好塩基球はヒスタミンの放出が抑制されていました。これはチョコレートがstep2の“炎症”を抑えること、つまりアレルギー症状が現れた段階でも症状の抑制ができる可能性を示しているのです。

さらに、チョコレートを摂取した人の血液から取り出した好塩基球を刺激したところ、チョコレート摂取1時間後に採取した好塩基球は脱顆粒が抑制されていました。これはチョコレートがstep3の“悪化”を抑えること、つまり遅発型反応で見られる強いアレルギー症状を抑制できる可能性を示しているのです。

この検証によりチョコレートには、3つのステップそれぞれに作用することでアレルギー症状を抑えられる機能があることが示唆されました。これは3つのステップに含まれる細かな段階に活性酸素が関わっているからなのです。つまり、優れた抗酸化作用を持つカカオポリフェノールが、活性酸素の働きを抑えることによって、アレルギー予防や軽減の効果が期待されます。

※1 鈴木、第4回 チョコレートココアシンポジウム、(1998)

アレルギーに関わるリンパ球の働きも抑える

人間の体の中には、T細胞(Tリンパ球)とB細胞(Bリンパ球)というリンパ球が存在します。普段はどちらも我々が病気にならないように働いているのですが、アレルギー疾患にかかると、これらが過剰に増えてしまい、アレルギー症状が引き起こされることが知られています。

T細胞の働き
B細胞に抗体を作り出すよう指示をしたり、ウイルスを食べて殺すなどの機能があります。

B細胞の働き
病原体を攻撃する抗体(Ig)を作る機能があります。

チョコレートを摂取した人の血液から取り出した細胞を調べたところ、T細胞の過剰な増殖が抑制されました。また同じく取り出したB細胞を刺激しても、抗体の過剰な産生を抑制することが解りました。(※2)

※2 鈴木、第4回 チョコレートココアシンポジウム、(1998)

アレルギー予防に関わるカカオポリフェノールの機能

●アレルゲンに対して抗体が作られるのを防ぐ
●肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎ、アレルギーの発症を防ぐ
●好酸球の脱顆粒を防ぎ、アレルギーの悪化を防ぐ
●アレルギーに関連するリンパ球が増殖・作用するのを防ぐ

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