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ヨーグルト×魚ヨーグルトによる魚の臭み除去効果を実証しました。
原因:臭みの主成分は「トリメチルアミン」魚の生臭さの主な成分は「トリメチルアミン」と呼ばれるアルカリ性の化学成分です。濃度が高くなるとアンモニアのような臭気を発し、悪臭防止法の規制対象にもなっています。魚肉の成分が分解されて発生すると考えられ、鮮度の目安にもなります。 実験開始:サバとブリをヨーグルトに漬けて加熱用意した試料は4つ。
いずれもポリ袋に入れて1晩、4℃の冷蔵庫内で放置しました。 分析:試料を均一化してトリメチルアミン量を比較焼いた試料から皮および焦げた部分を除き、ラップに包んで棒で叩きほぐします。こうして均一化した後、0.5gずつ採取してトリメチルアミン量を比較しました。 ※株式会社明治調べ
結論:ヨーグルトに漬けることで、魚の臭み成分が減少ヨーグルトに漬けることによって、魚の生臭さの指標になるトリメチルアミンの減少がみられました。トリメチルアミンがアルカリ性のため、酸性のヨーグルトに吸着して減少したと考えられます。これは魚をヨーグルトに漬けると臭みがなくなり、食べやすくなるということです。魚が苦手な人にはヨーグルトに漬けてから調理してあげるとよいでしょう。 |