ヨーグルトは、牛乳などの栄養に加え乳酸菌による発酵作用でさらなる栄養効果が期待できます。
原材料を混ぜ合わせます。脂肪分の分離・浮上を防ぐために、高圧で生乳の中にある脂肪球を細かく砕きます。
牛乳には約3.2%の脂肪が入っています。脂肪はもともと細かい粒子ですが、ヨーグルトは消化されやすくなっています。また、脂溶性ビタミンのビタミンAを含んでいます。
乳糖はエネルギー源になるだけではなく、乳児の脳や神経系を作るカルシウムや鉄分の吸収、整腸などの働きがあります。この乳糖は、ヨーグルトではすでに20~30%分解されています。
牛乳の最大の長所ともいえる豊富なカルシウムも、ヨーグルトは受け継いでいます。牛乳ではカルシウム吸収率は40%ですが、ヨーグルトになると、乳酸とくっつき乳酸カルシウムとなり、さらに腸から吸収されやすい形になっています。
不足がちといわれているビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCのうち、ビタミンC以外はすべてヨーグルトに含まれています。