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インタビュー|サッカー 浅野拓磨

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サッカー 浅野拓磨 1994年11月10日生まれ、171cm、70kg。三重県出身。 四日市工業高校ーサンフレッチェ広島。ブンデスリーガ1部・VfBシュトゥットガルト所属。四日市中央工業高校では全国高校サッカー選手権大会に3年連続で出場。2013年にサンフレッチェ広島入り。2016年にアーセナルに移籍直後、VfBシュトゥットガルトへ。
「更なる高みへの挑戦」
シュツットガルト中央駅。駅舎にはチームのスポンサーであるベンツ社のマークがシンボルにもなっている。
VFBシュトゥットガルトでのプレーも2シーズン目を迎えました。生活にもずいぶん慣れましたか?

そうですね。街はとても住みやすくて気に入っていますし、特に不自由を感じることもありません。ただ、言葉の部分では苦労しました。もともと、僕は勉強が嫌いで…マンツーマンで先生にみてもらっているとき以外に自主的に勉強することはないんです(笑)。なので、人より覚えるスピードはかなり遅いと思います。

チーム内でのコミュニケーションはドイツ語ですか?

いえ、チーム内では基本的に英語が飛び交っています。練習中は通訳さんもついてくれていますが、所属選手が国際色豊かで、いろんな国の選手が在籍していますからね。ドイツ人も基本的に全員、英語を話せるので、ドイツ人同士の会話でしかドイツ語は使っていないんじゃないかな。僕もドイツ語よりは英語のほうが話せる…いや、まだ話せるかなってレベルですが(笑)、それで何とかなっています。

行き慣れたカフェで。リラックスした表情が印象的。
覚えたドイツ語の中で、よく使う単語を教えてください。

『bitte(ビッテ)』かな。「ください」という意味で、食事やカフェでの注文時にもよく使います。あと、ドイツ人以上に『danke schon(ダンケシェーン)』とかその略語である『danke(ダンケ)』って言葉は、多用しているかも。日本人って何かにつけて「ありがとう」とか「ごめんなさい」って言葉を口にするじゃないですか?僕自身もこの2つは、日本にいる時からよく使っていたし、練習中も、ミスなどをするたびに「ごめん!」ってしょっちゅう謝っていました(笑)。考えてみたら、「すいません」って言葉も、単に謝るためだけではなく「ありがたいな」っていう気持ちを表現する時にも使いますしね。
その癖がついているせいか、ドイツでも「ごめんなさい」にあたるドイツ語の『tschuldigung(チューリグン)』や英語の『sorry(ソーリー)』は、つい言っちゃう。でも、ドイツ人はそういう感覚を持ち合わせていないんでしょうね。「何で謝るんだ?」って言われます(笑)。通訳さんにもよく「そこで、tschuldigungは使わなくていいよ!」って指摘されますしね。これはドイツに来てから気がついた文化の違いです。

質問に1つ1つ丁寧に答える浅野選手
ドイツではたくさんの日本人選手もプレーされていますが、お会いされることもありますか?

オフを終えてドイツに戻った直後は、会う機会も多かったのですが、シーズンが始まったら距離もあるのでそうもいかないです。ただ、2部で戦った昨シーズンと違って、ブンデスリーガに昇格した今シーズンは試合で会う機会が増えたので、それが楽しみの1つになっています。

「シュツットガルトは住みやすい街ですよ」
シーズン中のトレーニングスケジュールはある程度、決まっているのでしょうか。

そうですね。サンフレッチェ広島時代と同じように、試合を戦った翌日はリカバリーのトレーニングをして、翌々日がオフ。オフ明けすぐの練習はだいたい午前、午後の2部練習で、そのあとは1回練習の日が続き、試合を迎える、というサイクルです。試合に向かう準備というところでも、広島時代とさほど変わりません。ホーム&アウェイともに前泊なので、前日練習が終われば移動してホテルに入ります。ただ、昨年に関しては、平日夜のホームゲームの時だけ試合当日の朝に集合し、みんなで少し体を動かしてから昼前にホテルに入り、全員で昼食を摂って、部屋でゆっくりしてからスタジアムに移動していました。

移動手段は飛行機が多いですか?

場所によって様々ですが、昨年は2部だったこともあってバス移動が多かったです。基本的に、片道5時間くらいで移動できる距離はバスで、しかも後泊することなく試合が終わったらそのまま帰ってきていましたからね。ナイトゲームだと夜中に到着していたので、かなりキツかったです。もっとも、トップクラスのクラブになるほど資金的な余裕もあるので、飛行機で移動したり、試合後もホテルに宿泊してから帰ったりしています。そういう意味ではクラブの大きさによるところも大いにあり…これはJリーグでも同じことが言えると思いますよ。

行きつけの中華料理屋さんで、メニューを選ぶ。
試合の翌日ではなく、2日後がオフになるのには理由があるのでしょうか。

僕自身は高校時代からそうだったし、プロになってからも広島でも、シュトゥットガルトでも試合の翌々日がオフでしたからね。そこに疑問を持ったことはなかったし、誰かに理由を聞いたこともないですが、高校時代は「試合の翌日に体を動かすことで、疲労の回復が早くなる」と言われていました。

「このザリガニどうやって食べるんだろう?」
オフ明けの2部練習では筋力トレーニングなども行いますか?

いや、こっちでは筋トレをする習慣があまりないんです。2部練習といってもその中身はさほどキツくないですしね。広島時代を振り返ると、ベテラン選手こそずっと午前だけの1部練習でしたけど、若い選手は2部練習の日もあり…その午後の練習がめちゃめちゃキツかった記憶があるのですが、シュトゥットガルトはそういう感じではない。なので、オフ明けの2部練習でもトレーニングをキツく感じることはほぼ、ありません。ただ、日本だと午後練習はだいたい15時半からスタートしていたのですが、シュトゥットガルトは17時スタートなんです。なので午前練習が終わって、昼食を13時くらいに食べるとかなり時間が余ってしまう。かといって一旦、家に帰るのも面倒で…っていうこともあり、僕はその練習合間の時間を有効に使おうと、ドイツ語の先生にクラブハウスに来てもらって、ドイツ語を学ぶ時間にあてています。

新シーズンに向け、栄養・食事の取組を担当の栄養士と話し合います。
海外でのプレーも2シーズン目に入りましたが、昨シーズンの経験をもとに、個人的に新たに取り組んでいるトレーニングなどがあれば教えてください。

基本的に僕は日本でプレーしていた時から、トレーニング内容が変わっていないんです。というのも、当時から練習後に自主トレとして、筋トレやシュート練習など、自分なりに必要だと思うトレーニングをやっていたから。今もそれを継続しているという感覚です。なので、広島時代と同様にクラブハウスを出るのはだいたい、最後。いや、シュトゥットガルトではほとんどの選手が練習が終わるとすぐに帰ってしまうので、絶対に最後です(笑)。でも、そうやって変わらずにやり続けている一方で、昨シーズンの最後の方は試合に出場できなかったからこそ「何かを変えた方がいいんじゃないか」とか「僕に必要なのは筋トレなのか? 他にすべきことがあるなら方向性を変えて取り組んだほうがいいんじゃないか?」って考えが浮かんできたりもして…。今はそれが何なのかを模索中です。

試合の中でダッシュを繰り返せるのは浅野選手の武器の1つです。ご自身もそこは大事にされている部分だと思いますが、その『走力』はどうやって磨き、維持されてきたのでしょうか。

どうなんでしょう…。基本的に僕は高校時代から持久走や短距離走で「走れなかった」という記憶がないんです。そういう意味では「走れないから、人より走れるようになろう」と努力したことも正直、ない。練習でも全てのメニューをこなせていたし、むしろ他の選手よりも速く走れていた分、走れない選手を鼓舞する側に回ることが多かったですしね。なので、プラスアルファでトレーニングをやった記憶もないんです。これはプロになってからも同じで、基本的にはチームで与えられるメニューを100%でやっているだけで、プラスαで走力を磨くトレーニングをしたことはありません。基本、必要なことは練習でやっているはずだと考えても、やりすぎることでケガに繋がるのも怖いですしね。実際、海外ではそのケガのリスクを考えて、チームによっては、シュート練習さえさせてくれない監督もいます。ただ、そんな風に、そこまでいろんなことをやっているわけではないのに、シュトゥットガルトでシーズン初めに行っている乳酸値テストや筋力テストの数値は、必ず、一番なんです。僕自身は、そうした数値を全く気にしていないタイプなので、これがVAAMやザバスを飲み続けてきたおかげなのか、あるいは生来の体質なのかは分かりませんが、僕自身はサプリメントを摂取している効果は間違いなくあると思っています。おかげでトレーニングメニューによっては、僕だけ免除してもらえることもありますよ(笑)。

海外でサプリメントはどのように活用されていますか?

サプリメントは日本にいる時と変わらず、練習や試合30分前くらいにスーパーヴァーム顆粒をとり、その他、鉄のサプリメント、ザバスのプロテインは毎日トレーニングが終わると欠かさず飲んでいます。ただ…こういうことって何事も継続してこそ意味があるというか。簡単に答えが出るものではないからこそ、サプリメントにもすぐに結果を求めず、信じて飲み続けることで、初めて効果を感じられるんじゃないかと思っています。だだ、海外の選手はあまりサプリメントを飲む習慣がないせいか、僕があまりにも毎日、欠かさず飲んでいるのを見て、トレーナーに「それは大丈夫なのか? ドーピングには引っかからないのか?」ってよく聞かれます(笑)。そこは「もちろん、OKだ」と答えていますが、街を歩いていると、サプリメントショップも結構たくさんあるだけに、不思議です。トレーニング中も水と、いわゆるミネラ成分を含んだ水分くらいしか用意されていないですしね。

プロに入った当初は『海外でのプレー』を目標の1つに挙げられていました。それを実現された今、ここから先のサッカー人生にはどんな未来を描いていますか。

『海外でのプレー』や『オリンピック出場』という目標は確かに達成しましたが、それがゴールとは考えていなかったし、そもそも、そういった目標も『日本代表』になるためでしたから。そうなると次なる目標は『ワールドカップ出場』ですね。来年のロシアワールドカップへの出場が決まった今、そこは一番、目指さなければいけない目標だと思っていますし、それを実現するためにも、ドイツでしっかり頑張りたいと思っています。

そうやって振り返ると、1つ1つ目の前の目標を着実にクリアしてきたことで今の浅野選手があるように思います。

確かに、いろんな経験をさせてもらいながら、1つずつ目標をクリアしてこれたのは、僕にとって大きな財産です。と同時に、それを支えてくれたのは常に僕の中にあった『日本代表』という存在だったと思います。それは今も同じで『日本代表』へのモチベーションがあるから海外でも頑張れる。
いや…もっと頑張れそうな気がしているんですけど、今はまだその方法を探しています。というのも、特に昨シーズンは『1年目』の難しさもあったせいか、正直、「サッカーが楽しい」って思えない日も多くて。日本にいる時とは違い、一人でいる時間も増えたせいか、「自分は何のためにサッカーをやっているのか」を考えることもあり…自分であって自分じゃないような、そんな気持ちにさせられたこともあったんです。でも、そんな風に思い悩む自分は日本でプレーしている時にはいなかったと考えれば、こういうことを感じられるのも海外に来たからこそで、これも『海外』でプレーする魅力の1つなのかな、とも思う。って考えると、ここでプレーしている時間がすごく貴重な時間に思えてくるので、今シーズンはそういうことも含めて楽しもうと思っている自分もいます。それに、先ほども言ったように、僕には『日本代表』『ロシアワールドカップ』というモチベーションもありますから。っていうか、そこに入り続けていれば、定期的に日本に帰国できるので、それを楽しみに頑張っているところもあります(笑)。言うまでもなく、『日本代表』として国を代表して戦う楽しさや責任がいちばんのモチベーションですが。

ドイツにいると、日本にいる家族や仲間と連絡をとることもあまりないですか?

いや…家族とはしょっちゅう電話で話しています。信じてもらえないかもしれないけど、海外で暮らす今の僕の一番の楽しみは、家族に電話することですしね(笑)。なので、1部練習の日は自主トレを行ったとしても、必ず14時までには帰宅します。その時間に電話をかければ、日本時間の20時くらいで、家族も揃っていることが多いから。毎回、テレビ電話で掛けるので、みんなの顔をみながら話せますしね。だから、しばらく会っていなくても、兄弟の成長はつぶさに感じ取っていますよ! いちばん下の妹・心春とは17歳の年の差がありますが、いつも画面越しに会話している分、久しぶりに会っても「急に大きくなったな」って思うこともないですしね。そういえば、広島時代は心春と試合前に電話をするのが僕のルーティンだったんです。残念ながら今は時差の関係でそれはできないけど、でも、毎日のようにテレビの向こうにいる家族の顔を見て、声を聞くことが今の僕のパワーになっていることに変わりはない。といっても内容は本当にしょうもない話ばかりなんですけどね(笑)。その日にあった出来事や、何を食べたか、とか。実は今日も電話してから出てきましたが「今から明治さんの取材を受けるんだ」ってところから話が膨らんだり…。でもそういう他愛のない会話や、家族の存在そのものが、僕にとっては大事なエネルギー源。家族のために頑張ろうって思う気持ちが、また僕を奮い立たせてくれます。

VAAM サッカー浅野拓磨の運動前ルーティン
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