乳酸菌PA-3株試験結果
乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトが食後の血清尿酸値の上昇を抑制
本試験は男性健常人14名を2群に分け、乳酸菌PA-3株が入ったヨーグルトを摂取するグループと、乳酸菌PA-3株が入っていないヨーグルトを摂取するグループで実施しました。ヨーグルトと同時にプリン体を摂取して、摂取後30分、60分、90分、150分後の血清尿酸値を比較しました。
その結果、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを摂取していたグループは乳酸菌PA-3株を含まないヨーグルトを摂取していたグループに比べ、食後の血清尿酸値の上昇が抑制されていることが分かりました。
これにより、乳酸菌PA-3株に食後の血清尿酸値の上昇を抑える働きがあることが実証されたのです。
食後の血清尿酸値変化量
出典:Gout and Nucleic Acid Metabolism Vol.42 No.1(2018) 対象:男性健常人14名 試験方法:男性被験者を2群に分け、一方の群 (PA-3群)にはプリン体(498mg)と乳酸菌PA-3株を含むヨーグルト、もう一方の群(プラセボ群)にはプリン体(498mg)と乳酸菌PA-3株を含まないヨーグルトを同時に摂取。摂取後30分、60分、90分、150分 後に血清尿酸値を測定。クロスオーバー試験を実施し、測定開始時からの尿酸値の変化量(上昇量)を2群間で比較。*p<0.05でコントロール群と有意差あり。
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乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを8週間摂取したことで血清尿酸値の上昇を抑制
本試験は東京女子医科大学の山中教授により、高尿酸血症および痛風患者(服薬治療中)を対象に行われたもので、対象者17名の薬の服用を一時的に中断し、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを摂取するグループと乳酸菌PA-3株を含まないヨーグルトを摂取するグループに分け、8週間摂取(1日2本[100g/本])した後の血清尿酸値の変化量を比較しました。
その結果、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを摂取していたグループは乳酸菌PA-3株を含まないヨーグルトを摂取していたグループに比べ血清尿酸値の上昇が抑制されていることが分かりました。
摂取8週間後における血清尿酸値変化量
高尿酸血症および痛風患者(服薬治療中)が対象。薬の服用をやめ、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを摂取するグループと乳酸菌PA-3株を含まないヨーグルトを摂取するグループに分け、8週間摂取(1日2本[100g/本])した後の血清尿酸値の変化量を比較。試験開始時の血清尿酸値が平均値から著しく外れた者を除いた母集団(17人)の解析による(p<0.05で有意差あり)。
Yamanaka H et al., Modern Rheumatology, 29:146, 2019を改変
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