人生100年時代を豊かに過ごすためには、
日常生活に制限のない期間である健康寿命の延伸が重要視されています。
お客様や地域の健康習慣づくりのサポートをし、健康寿命の延伸に貢献するために、
明治の牛乳や乳製品をお届けするだけではなく、
新たな取り組みを行っている㈱明治 特約店をご紹介します!
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鹿児島県薩摩川内市
明治まごころのお店
明治まごころのお店は、地域の健康を第一に考え
「健康・元気・便利をお届けする」という理念を具現化すべく宅配事業を営んできた。
商品の販売だけでなく、地域の方たちの健康のために何ができるのかをずっと考えてきた中で、
地域のサロンへ運動提案を展開しコミュニティ形成を進めることになったという。
この活動は、地域の方々に笑顔と健康促進を広める取り組みになっている。
その取り組み内容とはどんなものなのだろうか。
店舗紹介
- 代表取締役:
- 岩下 王武
- 本社住所:
- 〒895-0005
鹿児島県薩摩川内市永利町111-6 - 電話番号:
- 0996-27-1108
- FAX番号:
- 0996-27-1115
- 営業所:
- 出水店 日置店
地域の健康のために何ができるのか、
たどり着いたのは、笑顔あふれる
「明治まごころのお店 元気な健康サロン」
「弊社は、地域の取り組みに参画して、皆様に健康になっていただくために運動サロンの展開に取り組んでいます。」そう語るのは明治まごころのお店の岩下社長。
「新たな健康価値を提供したい。」として、明治まごころのお店は商品を届けるだけでなく、高齢者サロンを中心に運動による身体のエクササイズコミュニティを提供して健康を届けるよう心掛けているようだ。
お客様や地域の皆様に健康や元気を届けるためにはどうしたらよいのか、皆様の健康寿命を延伸するには何ができるのか、ずっと考えてきたという。
そこで「スクエアステップ」を導入してサロンを本格的に展開するに踏み切った。その背景には牛乳宅配業界も変わらなければならない状況とこれまでの経験からの考えがあるようだ。
「世間ではあらゆることがものすごいスピードで進んでいく中で、各業界淘汰されています。牛乳業界もそういった過渡期にあって、生き残っていくにはどうしたらよいかを常に考えていますが、それだけでなく、お客様や地域に健康を届けることが本当に大事だと思うんです。これまでのように商品を届けるだけではなく、お役に立てる存在にならなければならないと考えています。」と岩下社長は続ける。こういった状況の中でスクエアステップと出会い、具現化するには「これだ」、と思ったそうだ。
改めて理念を振り返り、原点に立ち、自己満足ではなく本当に地域の皆様に喜んでもらえるようにどうすればよいかと考えて、コミュニティを作ることにつながったという。
スクエアステップとは
中垣内教授
健康価値を届ける共通ミッション
「スクエアステップのエビデンスは、20年以上の研究成果があり、続けている高齢者は、筋肉量・骨量共に減少していないことや、体力や認知機能の低下にブレーキがかかっている(低下が少ない)ことが判っています。」と、スクエアステップ開発者の第一人者である鹿屋体育大学の中垣内教授が解説してくれた。
開発メンバーは中垣内教授の他に、筑波大学大藏教授、中京大学重松教授という顔ぶれである。
「スクエアステップは、マット上でステップを踏むことで、バランス能力や認知機能を高めるエクササイズ。年齢や体力に関わらず誰でも取り組める運動として、特に高齢者に展開しています。」という。
四角のマス(スクエア)をゆっくりとした音楽に合わせて、課題の通りに歩いていく(ステップ)のだが、簡単そうに見えて、これが意外と難しい・・・・。
ステップには初級・中級・上級とレベル(難易度)があり、なんと400種くらいのステップパターンがあるとのこと!実践した8種類だけでも結構、頭と身体を使う。
ちなみにスポーツ選手ならすぐできそうだが、サッカー選手や野球選手、ラグビー選手が苦手とするステップというのもあるらしい。これは奥が深い。
そんなスクエアステップを取り入れた健康維持の活動は、行政と協働した取り組みが中心であり、九州でも民間が主体で本格的に取り組むのは明治まごころのお店が初めてだという。
89歳参加者の女性
たのしくて楽しくて。
自然と元気になっていく。
参加者の笑顔を見ると、明治まごころのお店のコミュニティ作りが功を奏して地域住民の健康をサポートしているというのが良く伝わる。
明治まごころのお店のサロンに参加した方々はこんな反応だ。
- 「前は体力がなくなってしまい歩くのが大変だったけど、やってみてからしばらくすると日常生活が楽になりました。」
- 「みんなでこんなに楽しい時間が過ごせるのはとてもありがたい。」
- 「私は89歳ですけど、元気に歩けるようになってきました。」
など、素敵な感想をいただいた。
喜びの声がたくさん上がり、地域の方たちとの絆が形成されているのを感じる。
サロンは一定回数の指導(レクチャー)を終えると、コーチがいなくても自分たちでサロンを開催する。サロン運営も参加者が自主的に行っているので、会場の準備や片付けなども自分たちで行う。
これも元気なコミュニティが形成される秘訣だろうか。
自主的に行う、といってもすべてを手放しにするわけではなく、管理表をもとに各サロンに定期的に訪問してエクササイズの進行や参加者の状態を確認するのも怠らない。
そのような中で参加者の方々はみんなで準備を行い、素敵な笑顔でステップをこなしていく。
㈱明治 西日本支社 岩本幸久
明治の宅配とのシナジーを発揮
明治まごころのお店のこういった取り組みについて、株式会社明治の担当者にも聞いてみた。
「日本全体が高齢化している中で、地域への貢献度が高いのではないでしょうか。
牛乳販売店も高齢化しており、これからの牛乳宅配事業も様々な変化をしていかなければならないという課題があります。このような状況下において、明治まごころのお店のサロン運営は、地域とのつながりを深めながら、顧客満足度や地域の健康に貢献するとても良い取り組みになっています。
明治の宅配はいろいろなお店がありますが、昨今は地域のニーズに合わせたサービス提供が求められていますので、すべてのお店が同じ手法を取る必要はなく、それぞれの個性や強みを活かした取り組みが重要だと考えます。
そのような中、明治まごころのお店は如何に地域の健康に貢献できるかを試行錯誤していますが、これらが長期的な地域社会への貢献となり、またそれが持続可能な事業運営に繋がっていくのだと思います。」と語ってくれた。
明治の宅配特約店は、その事業の性格から健康に関する知識習得を得意としてきた。栄養と運動が健康寿命延伸や生活習慣の改善に役に立つことは良く知られるが、このサロンでコミュニケーションが加わることで皆さんの「元気」を生み出している。栄養・運動・コミュニケーションの最強の組み合わせを提供できるのはこの上なく貢献度が高いのではないだろうか。
明治まごころのお店は持ち前の行動力から「健康・元気・便利」という理念を具現化した楽しい健康習慣を提供するという新しいコンセプトは、これまでになかった波及がありそうで楽しみだ。
個性を強みに変えて、
地域の方たちとの信用を築いていく
「個性あるスタッフが集まった」と語るのは統括部長の麦生田さん。
「商品だけでなく、健康を届けようとしていることが社内で浸透している。個性あるメンバーが集まったけど、みんな同じ気持ちで動いているので、職場の雰囲気もよく、和気あいあいと仕事をしています。また、サロンとは別の場所でも困っている方がいるとすぐに駆け付けるなど、地域のために動くというベクトルがあっていると思います。」とのこと。
「皆様の笑顔を見ると、私たちの仕事が地域に役立っていることが実感できるんです。」と語るスタッフもいる。
この一連の取り組みにより健康価値と楽しい健康習慣を届けている中で、明治まごころのお店のスタッフを待っている方が多くいるという。それがうれしいと異口同音に語ってくれた。
新たな出会い
明治まごころの店健康サロンを新たに導入する自治会があった。聞くと、サロン内容は判りやすくてみんなが元気になるイメージが湧くと好評だ。
自治会長は、明治まごころのお店は地域とのつながりを大切にしていることを理解してくれていた。「私にも何度も会いに来てくれて、丁寧に説明してくれるのでありがたい。」と。
その機会を作ったのは日置店の遠矢店長だ。
サロン内容の導入説明をするのは田島課長である。地域各所を毎日飛び歩き、サロンを広めている。「みなさんが元気になってくれるのがすごくうれしいし、やりがいにつながっています。」各地を急ぎ移動していても疲れを見せない。
会社を挙げて、地域の健康のために本当に考え行動している。これらの活動は牛乳販売店のこれまでのイメージを変えているのではないだろうか。
牛乳宅配から、新たな健康価値を作る。
それは、地域の人たちの元気な姿を展望して。
健康サロンを展開していく中で参加者との関係性、つながりはものすごいスピードで広まっていて、手ごたえを感じているという。
しかし、取り組めばそれなりに課題も出てくるのが必然で、それはサロンを継続することだそうだ。運営スタッフの育成や事業形成が課題になるが、知恵を働かせ、社内外の体制を整備して継続できるようにしていかなければならないとのこと。
「牛乳販売事業には営業や配達がつきものだが、それらを、胸を張って仕事ができるようにしていきたい。スタッフのやりがいも創り、業界全体も元気になってほしい。手先だけではなく、本質を追求して新たな価値を作っていきたい。」道のりは険しく遠いかもしれないが、実践する行動力が伴いその志は高い。
明治まごころの店が地域の健康と幸福を第一に考えるということの実践を見ることができた。今後も地域のための健康習慣づくりを推進していくという。
店舗の一部には空きスペースがあり、そこを地域の人々が気軽に集まれる憩いの場にする構想もあるようだ。事業を通じて得た知見を活かし、地域の皆様と共に成長することを目指す。
新しいことを始めるには様々な人と協働しなければならないが、明治まごころのお店の今回の取り組みも、たくさんの人とのつながり、絆が生まれていると感じた。それは相応のエネルギーが必要だ。
岩下社長は語る。
「お客様も、地域の人たちも、自社で働いてくれている人たちも、みんなが喜んでくれる、そんな取り組みをしていきたい。」
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