糖尿病予備群の健常成人を対象としたヒト試験を実施し、以下の結果が確認できました。
(1)乳酸菌OLL2712株を含むヨーグルト群・乳酸菌OLL2712株を含まないヨーグルト群(プラセボヨーグルト群)ともに、摂取前と比較して、12週間後にHbA1cが有意に低下しましたが、乳酸菌OLL2712株を含むヨーグルト群の方がより低下幅が大きく、プラセボヨーグルト群と比較しても有意にHbA1cが低下しました(図1)。
(2)摂取前と比較して、12週間後にプラセボヨーグルト群ではインスリン抵抗性指標(HOMA-IR)の有意な増加が認められましたが、乳酸菌OLL2712株を含むヨーグルト群ではHOMA-IRが増加せず、正常に維持されました(図2)。
(出典:Toshimitsu T, et al. Nutrients. 2020; 12(2), 374.)