キレイな人のキレイの秘密

第14回 鍛冶師 岡本 友紀 さん(35歳)

100年後にもアンティークとして残る鉄のインテリア

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 私は以前、広島市内で証券会社の営業をしていたのですが、その頃よく行くお気に入りのカフェがありました。鉄製のインテリアがとても素敵だったんです。何度も通っているうちに、それがお店のマスターの作品であることを知り、即、会社を辞めて弟子志願をしました。最初は力仕事なので女性には無理だと断られたんですが、諦めずに通い続けていたら根負けされたのか(笑)、アシスタントとして使ってもらえるようになったんですね。  

 鍛冶師として一人立ちしてからの仕事は、レストランやカフェなどからのオーダーが中心です。おおまかなリクエストをお聞きした上で、その中に自分のカラーを出すことに面白みを感じます。溶接ができる鉄工所の一角で作っているのですが、鉄を鍛えて加工するには上半身すべてを使うので、忙しくなると腹筋が割れてきますよ
(笑)。今後やってみたいのは、らせん階段の模様を作ることですね。  

鉄というとみなさん「冷たく硬い」というイメージがあると思いますが、決してそれだけではありません。私の作品では、鉄は柔らかくて暖かい面もあるのだということを表現し、発信していきたいです。鉄製品って100年は残るものなので、アンティークとして何世代にも渡って持っていただけたら嬉しいですね。

オンとオフの区別がない今の暮らしも心地いい

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 1日丸ごとオフの日というのは、なかなかないですね。ましてや連休というのは、ここ1〜2年は皆無に近いかもしれません。作業場に行かない日でもデスクワークや打ち合わせがあったりと、何だかんだで仕事をしています。美術館に行っても「観てる」という感覚が強すぎてリラックスにはならないし、ドライブに行っても、どうしても建築物に目が行ってしまう。結局何でも仕事に結びついているんです。「休日」というよりも「ちょっと空いた時間」という感覚でほっと一息つけるのは、カフェでお茶するときくらいでしょうか。ただ、美術館に行くことも建物を見ることも、もともと私が好きだったこと。それが現在はちょうど仕事につながっているので、決してストレスにはなりません。多分、仕事が楽しくて充実しているんでしょうね。だからオンとオフの区別がはっきりしていなくても、それが今の私にとっては心地よい暮らし方なんだろうなと思います。  

 もちろん仕事しかしていないわけじゃありませんよ(笑)。友達と食事に行くことも多いし、料理は作るのも食べるのも好きなので、ときどきホームパーティーも開きます。ビルの2フロアを借りていて、1フロアが住居、もうひとつのフロアを倉庫として使ってるので広いんですよ!

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