人類の起源とコラーゲンの秘密

地球上に最初の霊長類が現れるのは、
今から約 1 億年前のこと。

地球上に最初の霊長類が現れるのは、今から約 1 億年前のこと。

それよりもさらに前、地球全体が凍っていた時代がありました。

今から6億〜8億年ほど前、地球全体がまるでスノーボールのように
凍結していたと言われています。
その時代は、コラーゲンをまったく必要としない
「単細胞生物」しか存在することができませんでした。

今から6億〜8億年ほど前、地球全体がまるでスノーボールのように凍結していたと言われています。その時代は、コラーゲンをまったく必要としない「単細胞生物」しか存在することができませんでした。

その後、地球は全球凍結を脱し、劇的に気候が変化していきます。

気候の変化にともない、
地球上には大量の酸素が蓄積していきました。
それは、「単細胞生物」に変化をもたらします。
一部の単細胞生物は、コラーゲンを産生することに成功します。

気候の変化にともない、地球上には大量の酸素が蓄積していきました。それは、「単細胞生物」に変化をもたらします。一部の単細胞生物は、コラーゲンを産生することに成功します。

コラーゲンには、細胞同士をつなぎとめることができる「接着力」があります。

コラーゲンの「接着力」を利用して、
次々と細胞をつなぎあわせて「多細胞生物」が生まれていきました。

コラーゲンの「接着力」を利用して、次々と細胞をつなぎあわせて 「多細胞生物」が生まれていきました。

私たち人間の身体は、60兆個もの細胞からできていると言われています。

私たちの身体の細胞同士をつなぎ合わせているのが、
コラーゲンなのです。

私たちの身体の細胞同士をつなぎ合わせているのが、コラーゲンなのです。

つまり、コラーゲンが生まれなければ、我々人類は誕生しなかったと言えるのです。

コラーゲンが生まれたことで、 細胞が次々とつなぎあわされ、
多細胞生物が生まれ、さらに大型化が進み、
人類の進化の道へとたどりついたのです。

コラーゲンが生まれたことで、 細胞が次々とつなぎあわされ、多細胞生物が生まれ、さらに大型化が進み、人類の進化の道へとたどりついたのです。

コラーゲンは、「身体の土台となる物質」です。

人間の身体をレンガにたとえるなら、レンガが細胞でセメントがコラーゲン。
レンガの壁が脆くなるのは、セメントが劣化するのと同様に、
コラーゲンが脆くなると、私たちの身体は、ぼろぼろに崩れてしまうことに...。

人間の身体をレンガにたとえるなら、レンガが細胞でセメントがコラーゲン。レンガの壁が脆くなるのは、セメントが劣化するのと同様に、コラーゲンが脆くなると、私たちの身体は、ぼろぼろに崩れてしまうことに...。

どんな人でも20歳を過ぎると、体内のコラーゲン量は急激に下がっていきます。

コラーゲンが衰え、減少すると、新陳代謝の働きが悪くなり、
酸素や栄養素が細胞に届きにくくなります。

コラーゲンが衰え、減少すると、新陳代謝の働きが悪くなり、酸素や栄養素が細胞に届きにくくなります。
出典:「老化のメカニズムと制御(アイビーシー)高橋周七博士 一部改変

つまり、すべての老化の原因は「コラーゲンの衰えと減少」にあるともいえるのです。

紫外線やタバコ、暴飲暴食、寝不足など、
生活の中でのさまざまなストレスが引き金となって、
コラーゲンの生成と分解のバランスは崩れます。

紫外線やタバコ、暴飲暴食、寝不足など、生活の中でのさまざまなストレスが 引き金となって、コラーゲンの生成と分解のバランスは崩れます。

つまり、すべての老化の原因は「コラーゲンの衰えと減少」にあるともいえるのです。

表皮 真皮 コラーゲンが健やかな状態 コラーゲンが不足した状態

しかし、コラーゲンは通常の食事では、十分に補給することができません。

肉や魚の身には、わずかしかコラーゲンが含まれていません。また、牛乳・卵・野菜・大豆・麦などには、まったく含まれていません。
薬学博士 高橋周七(たかはし しゅうしち) 薬学博士 高橋周七 (たかはし しゅうしち) 監修(美雑学コラーゲン)
日本大学薬学部大学院教授時代からコラーゲンの働きを研究。
著書にベストセラーとなった「驚異の杜仲茶健康法」(廣済堂)・
「コラーゲン食事革命」(主婦と生活社)ほか多数。