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OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの長期摂取が
施設入居高齢者、施設職員の健康状態に与える影響を調査
〜第64回日本栄養改善学会学術総会で発表〜


2017/10/02

社会福祉法人 吉祥会 特別養護老人ホーム 寒川ホーム(理事長:三澤 京子)と株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)の共同研究グループは、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの長期摂取により、アンケート調査からは高齢者施設の入居者、施設職員の健康状態が改善した可能性、医療日誌の記録からは入居者の入院が減少した可能性を示唆する結果を得ました。

この研究成果を、2017年9月13日〜15日に開催された第64回日本栄養改善学会学術総会にて発表いたしました。

【内容】

■演題名
 「OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの長期摂取が施設入居高齢者、施設職員の健康状態に与える影響」

■概要
 特別養護老人ホームの入居者にLactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1073R-1(以下OLL1073R-1株)で発酵したヨーグルトの食べるタイプ112g/個を1日1個、職員には飲むタイプ112mL/本を1日1本、1年間供給しました。その後、職員を対象に、介護を担当している入居者と職員本人の体調変化についてアンケート調査を行いました。また、医療日誌などの情報をもとに、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトを摂取した2015年度と、摂取しなかった2012年度の入居者の健康状態、施設の運営状況を比較しました。
 アンケート調査では、職員の56%が「入居者がインフルエンザにかからなくなった」、54%が「入居者が病気をしなくなった」と回答し(図1)、職員自身の体調変化では62%が「風邪をひかなくなった」、56%が「インフルエンザにかからなくなった」と回答しました(図2)。中でも、もともと便秘で週3回以上ヨーグルトを摂取した職員では、63%が便秘の改善を実感し、78%が「風邪をひかなくなった」、70%が「インフルエンザにかからなくなった」、67%が「病気をしなくなった」、59%が「体調がよくなった」と回答しました(図3)。
 また、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトを摂取した2015年度は、摂取しなかった2012年度に比べて入居者の病院の利用、入院が減少し、特に肺炎による入院が減少しました(図4)。
 これらの結果から、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの長期摂取により、高齢者施設の入居者、施設職員の健康状態が改善した可能性や、入院する入居者が減少した可能性が示唆されました。

(図1)入居者の体調変化に関するアンケート調査結果(n=39)
(図2)職員の体調変化に関するアンケート調査結果(n=87)
(図3)便秘の職員の体調変化に関するアンケート調査結果(n=27)
(図4)医療日誌に基づく入居者の健康状態の比較