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内閣府ImPACT山川プログラムと明治による共同研究
日本初の試み!高カカオチョコレートの継続摂取による
脳の若返り効果の可能性に道筋
〜開かれた科学を通じたチョコレートによる脳の健康効果解明へ〜
1月18日にメディアセミナー実施


2017/01/18

株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、内閣府 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)山川プログラム(※1)とともに“チョコレートによる脳の健康効果解明への取り組み”について「オープンサイエンス中間報告会」(会場:日本橋三井ホール)を実施しました。

高カカオチョコレート(カカオ分70%以上のチョコレート)による脳の健康効果に関する実証トライアルの結果、高カカオチョコレートの摂取が大脳皮質の量を増加させ、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることを確認しました。

【内容】

■演題名
内閣府ImPACT山川プログラム
「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」オープンサイエンス中間報告
〜株式会社 明治との共同研究:開かれた科学を通じたチョコレートによる脳の健康効果解明へ〜

■概要

45〜68歳の成人男女30人(男性15人、女性15人)に、高カカオチョコレート(カカオ分70%以上のチョコレート)を4週間摂取いただき、その前後の脳の健康度を「大脳皮質の量」「神経線維の質」という2つの観点から評価するというもので、高カカオチョコレートの新たな可能性を見出すための新たな試みといえます。

そしてこの度、同実証トライアルの結果、高カカオチョコレートに大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることを確認しました。

■結果

高カカオチョコレート摂取前後での介入効果の検定としてGM-BHQ(Gray Matter-BHQ・大脳皮質の量)を測定したところ、摂取前に比べて、摂取後の方が有意にGM-BHQの値が増加しました。高カカオチョコレート摂取前の平均値が94.7ポイントでしたが、4週間摂取後には95.8ポイントに増加しました。(平均で1.1ポイントの増加。)

なお、GM-BHQの値は、平均が100になるように設定していて、大脳皮質の量を意味し、この値が増加することで、新しいことが学べる能力が高まる可能性が期待されます。また、過去の研究から認知症によって大脳皮質の量が減少することなどもいくつか報告されていることから、今後これらの関係も調べることができると考えられます。


(※1):革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)山川プログラム
内閣府が、日本を「世界で最もイノベーションに適した国」にするという目的のもと、国家重点プログラムとして取り組んでいます。ImPACTは、公募で選出された16名のプログラム・マネージャー(PM)による、さまざまなジャンルの研究開発があります。山川義徳プログラム・マネージャーが統括する「ImPACT山川プログラム」(ImPACT山川プログラム「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」)も、16あるImPACTプログラムのひとつとして推進されています。昨今、日本だけではなく世界的にもうつ病や認知症、脳卒中などの脳・精神疾患患者数が大きな社会的・経済的問題になっています。これに対し、「ImPACT山川プログラム」では、世界で進む脳・精神疾患の治療研究や脳の機能代償(機器やIoT(Internet of Things)等による失われた機能のサポート)ではなく、脳の健康維持・増進を目的とした研究を行ってきました。中でも、「脳の健康」を考える際に課題になっていた「脳の健康指標」づくりを推進してきました。こうした取り組みの一環として、国際標準化を推進している「脳の健康指標」の検証も兼ねた、開かれた科学としてのBHQ(※2)チャレンジをさまざまな企業と行ってきました。その中で、株式会社 明治との共同研究として高カカオチョコレートによる脳の健康効果に関する実証トライアルを行いました。

※IoT(Internet of Things):通信機能を様々な世の中の物に持たせることで、情報通信や制御を可能とすること。

(※2):BHQ
脳の健康度を測る国際標準指標のこと。現在、脳の「健康度」を測る明確な手法は確立されておらず、IQなどに代表される「脳の働き」を測定するものしかありませんでした。このため「ImPACT山川プログラム」では、先端科学(尖った科学)による価値の深掘りとともに、オープンサイエンス(開かれた科学)による非医療分野での脳情報利用の拡大を通じて、「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」を目指しています。多様な心の有り様を可視化する脳情報のデコーディング技術と自分が望む脳の状態へと整えるフィードバック技術、加えて大規模脳情報蓄積基盤の開発とその国際標準化などを中心テーマとして研究活動を推進しています。

BHQ
図.高カカオチョコレートの摂取によるGM−BHQの変化
図.高カカオチョコレートの摂取によるGM−BHQの変化
※p-valueは<0.05(0.05未満)の場合は統計的に有意といえるので、今回の結果(=0.02)は有意性が認められます。

明治との実証トライアルにおける結果まとめ

※今回の実証トライアルで、以下のことがわかりました。

1.高カカオチョコレートの摂取前後で、GM-BHQ(大脳皮質の量)が有意に増加しました

2.大脳皮質の灰白質(Gray Matter)には神経細胞が多く存在し、情報処理の可塑性(学習効果)に関与していることが知られており、大脳皮質の量が増加したことで、学習機能を高める(脳の若返り)可能性が確認出来ました。

3.大脳皮質の量と年齢には負の相関関係があることが分かっており、BHQ指標を用いたことで、高カカオチョコレートの継続摂取による「脳の若返り効果」の可能性が見えてきました。