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チョコレートに新たな健康効果!世界初、注目成分の抽出成功
チョコレートの便通改善効果を確認
明治と帝京大 1月13日に発表会開催


2016/01/18

株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、帝京大学と共同で「チョコレート摂取による腸内環境改善効果の探索的研究」を行い、高カカオチョコレートの継続摂取により便通改善効果があることを確認しました。本研究成果を、2016年1月13日(水)に大阪(会場:CONVENTION ROOM AP 大阪駅前)にて発表いたしました。


【研究のポイント①】
高カカオチョコレートの継続摂取が、便通改善に効果があることを確認
今回の臨床試験では、20歳以上50歳未満の便秘傾向の女性を、カカオ分72%の高カカオチョコレート摂取群(16名)と、対照群としてホワイトチョコレート摂取群(15名)に分けて行ったところ(詳細は下記)、以下の結果が得られました。
  • ■「1.排便回数」「2.便色」「3.便量」の3項目について、いずれも高カカオチョコレート摂取群がホワイトチョコレート摂取群を上回る結果となりました(下図)。
  • ■「腸内フローラ(腸内細菌叢)」を変化させる効果があることを確認しました。
  • ■両グループとも、試験期間中に体重変動はありませんでした。
高カカオチョコレートの継続摂取が、便通改善に効果があることを確認

【研究のポイント②】
世界初!「カカオプロテイン」抽出に成功。さらに、便のかさ増し効果を確認
抽出されたカカオプロテイン
カカオに含まれるタンパク質「カカオプロテイン」は、普通のタンパク質に比べて抽出が難しく、機能性が未解明のままでした。今回、新たな抽出法としてアルカリ水溶液を用いた抽出を試み、世界で初めてカカオプロテインの抽出に成功しました。
カカオプロテインは、難消化性タンパク質であり、マウスを用いてカカオプロテインの便通作用を調べたところ、便のかさ増し効果を裏付けることができました。

これらの実証研究により、高カカオチョコレートの継続摂取によって、便通改善に効果があることが確認され、この効果はカカオプロテインによるものである可能性を見出すことができました。

■試験概要

タイトル チョコレート摂取による腸内環境改善効果の探索的研究
実施主体 株式会社 明治 ・ 帝京大学
目的 カカオ分が多く含まれているチョコレートの摂取による「便通改善」効果を探索的に評価することを目的とした。
※カカオ成分が多く含まれているチョコレートとして、カカオ分72%の高カカオチョコレートを使用
実験デザイン 並行群間比較試験
評価項目 排便回数、便性、便量、便中菌叢解析など
実施期間 2015年6月〜7月
対象 20歳以上50歳未満の排便回数が週平均4回以下の女性
※カカオ製品、納豆、ヨーグルト・乳酸菌飲料など乳酸菌含有食品を週4回以上摂取していない者
※高カカオチョコレート摂取群16名と、対照としてカカオバター以外のカカオ成分(カカオプロテインなど)を含まないホワイトチョコレート摂取群15名
摂取期間・摂取量 2週間、両群ともそれぞれ1日当たり約25g摂取

■共同開発者に聞く「カカオプロテインに期待される効果」

「タンパク質で整腸する」という概念がもたらす「便通改善」の可能性
共同開発者に聞く「カカオプロテインに期待される効果」
昨年から行われてきた愛知県蒲郡市・愛知学院大学と明治が行った実証研究の被験者アンケートを見てみると、一部の方から、「便通が改善した」というコメントがありました。それを聞いたときに、過去の「カカオポリフェノール」の機能として発表されている効果ではなかったため、「カカオポリフェノール以外の何か」があるに違いないと考えたのが、本実験のきっかけとなりました。
カカオプロテインに注目したのは、大豆タンパクと同じように、カカオ豆に含まれるタンパク質にもなにか機能性があるのではないかと考えたからです。ところが、カカオのタンパク質は普通のタンパク質と違って熱水抽出できませんでした。そのため研究は一時頓挫します。しかし、熱水抽出ができないということは水に溶けないということですので、それならばアルカリ水溶液で抽出すればよいのではないかとひらめいたのです。そこで試してみたら、予想通りカカオ豆のタンパク質が多量に抽出できました。それによって実証試験が可能となったことが、カカオプロテインの研究を進めることができた大きな要因となりました。
通常タンパク質は酵素で分解されるのですが、カカオプロテインはその特殊な構成によって分解され難いタンパク質なのではないかと推察しました。そこで、実際に消化酵素を用いてカカオプロテイン試験をしてみた結果、推察のとおり分解されにくい難消化性タンパク質(=レジスタントプロテイン)であることがわかったのです。小腸で消化吸収されないため、そのまま大腸まで届く。大腸まで届いたカカオプロテインは便の基材にもなり、腸内細菌のエサにもなるのではないかと考えられます。実際、今回の共同研究で、高カカオチョコレートの摂取によって「腸内フローラ(腸内細菌叢)」の変化が確認されました。また、高カカオチョコレートの摂取による「便量」の増加も確認され、動物実験によってカカオプロテインによる「便のかさ増し効果」が裏付けられました。
従来の腸内細菌の作用によって腸の蠕動(ぜんどう)が促され便通が改善されるというこれまでの仕組みだけでなく、カカオプロテインは「便のかさ増し効果」という異なるアプローチも加わり便通を改善します。
そういう意味で、従来とは違う整腸作用が期待できるといえると思います。もちろん乳酸菌と組み合わせて摂っていただいても構いません。いずれにせよ、これまでより幅広い人々に整腸作用がある成分を提供できるという点で、カカオプロテインの「便通改善」効果は画期的な発見だといえましょう。

■チョコレートは健康にもおいしい食べ物

チョコレートの原料・カカオ豆に含まれる成分「カカオポリフェノール」の研究結果は、これまでも数多く報告されてきました。当社でも、2014年に愛知県蒲郡市・愛知学院大学と産学官共同で「チョコレート摂取による健康機能に関する実証研究」を行い、カカオポリフェノールの数々の健康効果を確認しました。
今回新たに、これまで明らかになっていなかった「カカオプロテイン」について、便のかさを増やし大腸の中で善玉菌の“エサ”となることで便通改善の可能性があることを見出しました。
チョコレートは、「食べておいしい」だけでなく、体にもおいしい食べ物だと言えます。
チョコレートは健康にもおいしい食べ物