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乳たんぱく質の摂取による運動後の疲労、筋損傷、口渇感の改善作用と
独自製法により作製した酸性乳飲料の筋合成促進作用を確認
〜日本農芸化学会2015年度大会で発表〜

2015/04/03

株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、乳たんぱく質の摂取により運動後の疲労、筋損傷、口渇感が改善したことをヒト試験で確認しました。

また、独自製法により作製した酸性乳飲料は、乳たんぱく質の体内への吸収が速く、筋合成を強く促進することを動物実験で確認しました。

この研究成果を3月26〜29日に岡山大学で開催された「日本農芸化学会2015年度大会」にて発表いたしました。


(1)乳たんぱく質の摂取により疲労、筋損傷、口渇感が改善

運動する目的は、健康の維持・増進、レクリエーション、競技成績の向上など様々ですが、いずれの場合も運動によりもたらされる疲労、筋損傷、脱水などを緩和することが望まれます。そこで、これらに対する乳たんぱく質摂取の効果を、運動強度の異なる2つの集団で評価しました。

@スポーツ愛好者での評価
  藤沢市体育協会に所属されているスポーツ実施習慣のある市民の方々に、乳たんぱく質強化乳飲料(200mL)を1日2本、4週間摂取していただきました。その結果、競技後の疲労や口渇感*が低減することが明らかになりました(図1、2)。

*脱水の指標として、簡易的に口渇感を評価しました。

A大学駅伝選手での評価(日本大学との共同研究)
  高強度の練習を行う大学駅伝選手に、乳たんぱく質強化乳飲料(200mL)を1日2本、16週間摂取していただきました。その結果、疲労や口渇感が低減するとともに、筋損傷により上昇する血液中のクレアチンキナーゼ(※1)の活性が低下しました(図3)。また、摂取16週目に開催された記録会(10,000m走)で13名中12名の選手が自己記録を更新し、競技成績向上への効果が確認されました。

以上、2つの集団での評価より、スポーツ愛好家から高強度運動選手に至る幅広い層の運動実施者において、乳たんぱく質摂取により運動後の疲労、筋損傷、口渇感が改善し、乳たんぱく質摂取の運動における有用性が示されました。

図1 乳たんぱく質の摂取が運動後の疲労におよぼす影響 図2 乳たんぱく質の摂取が運動後の口渇感におよぼす影響
図1 乳たんぱく質の摂取が運動後の疲労におよぼす影響 図2 乳たんぱく質の摂取が運動後の口渇感におよぼす影響

図3 乳たんぱく質の摂取が運動後の筋損傷におよぼす影響
図3 乳たんぱく質の摂取が運動後の筋損傷におよぼす影響

(2)独自製法の酸性乳飲料は、乳たんぱく質の体内への吸収が速く、筋合成を強く促進

一般的な乳飲料は酸性にするとたんぱく質が凝集する性質がありますが、独自製法によりたんぱく質が凝集しない酸性乳飲料を作製しました(図4)。酸性乳飲料のたんぱく質の吸収性を動物実験で測定した結果、同じ乳たんぱく質濃度の脱脂粉乳溶解液(※3)よりも吸収速度が速いことが明らかになりました(図5)。加えて、運動後に酸性乳飲料を摂取した際の筋肉の合成速度を測定したところ、脱脂粉乳溶解液よりも筋合成を強く促進することが明らかになりました(図6)。これより、この独自製法の酸性乳飲料の摂取は、運動実施者の効率的なカラダづくりに有用である可能性が示されました。

図4 酸性乳飲料あるいは酸性にした脱脂粉乳溶解液(※3)
図5 酸性乳飲料摂取後の乳たんぱく質の体内への吸収(※4) 図6 酸性乳飲料摂取後の筋肉の合成速度
図5 酸性乳飲料摂取後の乳たんぱく質の体内への吸収(※4) 図6 酸性乳飲料摂取後の筋肉の合成速度

株式会社 明治は、今後も乳たんぱく質(ミルクプロテイン)の機能研究を鋭意推進し、乳たんぱく質の健康価値の発信に努めてまいります。


ご参考

(※1)クレアチンキナーゼとは:
  体内のエネルギー代謝にかかわる酵素で、筋肉に多く存在しています。筋肉が損傷を受けると、筋肉の細胞から出てきて血液に流れ出すため、血液中の活性は筋損傷の程度を表しています。

(※2)VASスコアとは:
  VAS(Visual Analog Scale)とは、紙に書かれた100mmの線の左端(0mm)あるいは右端(100mm)に以下の通り記載したものです。評価対象者にその時の状態が線上のどの位置かを記してもらい、左端からの距離をVASスコアとしてデータ解析に用いました。

VASスコア

(※3)脱脂粉乳溶解液とは:
  本研究では、酸性乳飲料の作用を他の乳飲料と比較するため、加工乳や乳飲料の主原料である脱脂粉乳を用いて、酸性乳飲料とたんぱく質量、脂肪量が同一となるように調整し、用いました。

(※4)乳たんぱく質の体内への吸収の測定:
  摂取したたんぱく質は、アミノ酸に分解されて吸収されるため、たんぱく質の吸収量は血液中のアミノ酸濃度の変化で測定しました。