多糖体産生ブルガリア菌ヨーグルト摂取による風邪症候群の罹患リスク低減効果をヒト試験で確認

2008/11/28
(発行:2008/11/27)

 乳酸菌の中には糖分子がつながった多糖体を産生するものがあります。当社が保有する多糖体産生ブルガリア菌(OLL1073R-1株)で調製したヨーグルトを摂取すると、牛乳を摂取した場合に見られるように免疫機能が増進するばかりでなく、牛乳を摂取した場合よりも有意に風邪症候群の罹患リスクが低下することが臨床試験の解析結果から確認されました。国立循環器病センターと佐賀県有田町健康福祉課、山形大学医学部と山形県舟形町健康福祉課の協力による研究成果で、12月1日から京都で開催される第38回日本免疫学会総会・学術集会で発表予定です。
 佐賀県有田町在住のヒト試験ボランティア 95名(60歳以上)のうち半数の方に、多糖体産生ブルガリア菌ヨーグルト(90g/日)を連日摂取していただきました。残りの半数の方には牛乳(100ml/日)を連日摂取していただきました。12週間の摂取期間終了後には牛乳摂取群、ヨーグルト摂取群いずれも免疫機能の増進が確認されました(NK細胞活性、T細胞増殖能が有意に亢進)。NK細胞活性については特にヨーグルト摂取群で顕著な是正効果がみられました。山形県舟形町のボランティア(69歳以上 57名)による試験でも同様の結果が得られています。
 有田町の試験では牛乳摂取群・ヨーグルト摂取群とも摂取前後の問診、アンケートで、QOL(生活の質)の多くの項目で改善が見られました。また、摂取期間終了時の目・鼻・のどに関するQOLについては、牛乳摂取群に比べてヨーグルト摂取群では有意に高い値で良好でした。さらに、有田町と舟形町の試験結果を統合して解析を行った(メタ解析)ところ、風邪症候群の罹患リスクは牛乳摂取群に比べてヨーグルト摂取群の方が有意に低いことが判明しました(添付図参照)。
 多糖体産生ブルガリア菌(OLL1073R-1株)ヨーグルトを摂取すると免疫力が高まり、風邪をひきにくくなることが臨床試験により確認されました。当社はNK細胞の活性化により免疫力を高める乳酸菌由来多糖類につき特許出願済みです。

多糖体産生菌ヨーグルト摂取による風邪罹患リスク低減