※本記事は公益社団法人日本将棋連盟が発行した『将棋世界 2021年3月号』より抜粋しました。本掲載記事の無断転載・転用・複写を禁じます。

香川愛生(かがわ・まなお)
女流四段

「カカオ86%はブラックコーヒーとの相性ばっちりで、香川愛生チャンネルの動画作成の合間にいただいています。カカオ95%ですか? ハイ!挑戦してみます(笑)」

香川愛生(かがわ・まなお)女流四段

「カカオ86%はブラックコーヒーとの相性ばっちりで、香川愛生チャンネルの動画作成の合間にいただいています。カカオ95%ですか? ハイ!挑戦してみます(笑)」

集中と健康志向からめぐり合った
チョコレート効果

いま、棋士の「勝負おやつ」にファンの注目が集まっていますが、私も対局中に意識して栄養補給をしています。実は体を壊した時期の体験がきっかけでした。

ある男性棋戦で持ち時間が一人5時間という長い対局をしました。その日は食欲がなくてお昼を食べなかったのですが、夕方の5時くらいだったと思います。急に頭が真っ白になって5分くらい意識が飛んでしまったんです。あんなことは初めてでした。それ以来、エネルギー補給の大切さについて考えるようになりました。

プロの先生方に目を向けてみると皆さん、おやつをいろいろ研究されています。ラムネなどブドウ糖を摂る人や、バナナなどの果物を持ってくる人もいてさまざま。やはり一流になるためにはおやつにもこだわらないといけないんだなと参考になりました。

私の場合、なるべく対局に集中できるように、食べやすさや量などを意識します。また、対局相手に迷惑をかけないように、クッキーやガムなど音がするお菓子は避けたいもの。そこで着目したのがチョコレート。いろいろ試してみて巡り会ったのが〈チョコレート効果〉でした。

低GIのチョコレート効果で勝負モードにスイッチオン

チョコレート効果〉は、高級感のあるパッケージに72%・86%・95%とカカオの含有量が大胆に表記されていて、いかにも健康を意識したチョコレートに感じました。

よく赤ワインのポリフェノールが体にいいと耳にしますが、カカオ72%には赤ワインの約14倍(注 100 グラム当たりの比較)ものポリフェノールが含まれていると知ってびっくり! 食物繊維が多いのでお腹にもやさしいし、カカオバターは吸収されにくい脂肪分らしいのでうれしいですね。

特に、〈チョコレート効果〉が「低GI」食品というところに注目しています。GI(グリセミックインデックス)は糖質の「吸収の度合い」を示す数値だそうです。吸収しやすい糖を一気に食べると血中のブドウ糖濃度が急な上昇・下降してしまうので、理想的なエネルギー補給ではないのだとか。対局中、お昼休憩後に眠くなるのはなぜなんだろうと不思議に思っていましたが、理由を知って納得。同じ糖質でも吸収度合いが違うなんていままで知りませんでした!

糖質の吸収が穏やかな〈チョコレート効果〉なら長時間集中したい対局によいのではないかと思い、愛用するようになりました。対局の日にはカカオ72%のパウチタイプを持っていきます。食べやすい大きさだし表面がコーティングされていているので手が汚れないからです。読みに没頭したいタイミングでさっと口にすると、ちょうどよい甘さとほどよい苦味で気分がリフレッシュ。勝負どころを全力で迎えられます。

これからも〈チョコレート効果〉を生かし、よりよい対局ができるよう頑張ります。心強い味方です!

食後の血中のブドウ糖濃度の推移

同じ糖質量を含む食品でもGI値によって血中のブドウ糖濃度の上がり方は異なる。GI値に注目しよう!

※グラフはイメージです。

基準食品(ブドウ糖)は血中のブドウ糖濃度の急激な上昇と下降が顕著に見られ、摂取前より基準濃度を下回ります。〈チョコレート効果〉は緩やかな曲線を描いています。

「チョコレートってそもそも血糖値が上がりそうなイメージがありましたが、逆なんですね」(香川)

同じ糖質量を含む食品でもGI値によって血中のブドウ糖濃度の上がり方は異なる。GI値に注目しよう!

※グラフはイメージです。

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