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二宮清純の「ザバス取材記」

サッカー 酒井 宏樹選手

今や日本を代表するサイドバック(SB)と言っていいだろう。
ドイツ1部リーグでプレーするDF酒井宏樹は、明治とアスリート契約を結び、栄養面のサポートを受けている。明治との出会いは、彼がJクラブの下部組織に所属していた時。セミナーや栄養ドリルなどで、アスリートに必要な食事の知識を身につけた。

その後、下部組織からトップチームへ昇格し、11年のリーグ優勝に貢献。12年にはU-23代表の主力としてロンドンでベスト4進出も果たした。同年、ドイツに活躍の場を移し、2年目の今季はレギュラーの座を確保。日本代表にもコンスタントに選出され、6月のブラジルでの世界大会でも活躍が期待されている。ユース時代、そして現在も酒井選手の栄養サポートを担当している明治の管理栄養士・柴田麗さんにも加わってもらい、インタビューを行った。

考えて守ることが大事

二宮 ドイツでは今季はここまで(14年2月末現在)17試合に先発出場し、コンスタントに活躍されています。強豪と戦う中で、自信も大きくなったのでは?

酒井 そうですね。ただ、もっとやれたと思いますし、やらないといけなかった。いろいろなことを探し続けた前半戦でしたね。

二宮 第11節(13年11月3日)には、目の覚めるようなミドルシュートを決めました。あれは気持ちよかったでしょう?

酒井 確かに(笑)。チャンスがあれば、シュートを打ってみることも大事だと再認識できました。でも、これは自分のストロングポイントではないですからね。他の部分でもっと活躍できればと考えています。

二宮 酒井選手と言えば、質の高いクロスボールがトレードマークです。がに股でボールをこすり上げるように蹴る選手は、ドイツでも少ないでしょう?

酒井 そうかもしれません。ただ、速くて少し落ちるような軌道のクロスボールを蹴る選手はたくさんいますよ。

二宮 それが世界基準ということですね。クロスを上げる時に心掛けていることは?

酒井やはり相手の守備陣を惑わせる、ということですね。味方に合わせるのではなく、どこにクロスを上げるかを重視しています。アシストになるかどうかはFWと合うか合わないかの差。自分がいいクロスを上げたと納得できればいいと考えています。

二宮味方からクロスに関して要求されることは?

酒井 あまりないですね。クロスに合わせる選手にはマークがついていて、上げる選手の前にも相手DFがいるわけです。ですから、ベストのコース、タイミングでクロスが合うシーンは少ない。逆に、ベストに近い状態でタイミングが合った時は、得点チャンスになっていることが多いと思います。

二宮 酒井選手は体格もいいから、外国人選手相手にも当たり負けすることが少ない。

酒井 うーん、ただ駆け引きの部分でファールをとられたり、危ないシーンをつくってしまったりすることもありました。がむしゃらに守っているだけではダメだなと思いましたね。そういった意味でも、ドイツはレベルが高いと感じています。

二宮 ドイツに渡って、プレーで変えた部分は?

酒井守備に関して、すごく考えるようになりましたね。シュート技術の高い選手が多いので、決定的なチャンスはほとんど決められてしまう。シュートレンジも広くて、ゴールから離れていても、ちょっとスペースを与えればシュートを打たれてしまいます。そういった場面をいかに防ぐかを常に考えています。

二宮 DFは1回のミスが致命傷になって、厳しい評価を下されますからね。

酒井控え選手もレベルが高いので、少しでもミスしてしまうと、監督に「あの選手を試してみようかな」と思われてしまう。個人的に監督室に呼ばれて、怒られることもあります。そして次の週からは、練習でレギュラー組のSBに違う選手が入っている。それを見て、紅白戦などでアピールしてポジションを奪う。そういう意味では常に張り合いがありますし、油断する暇もないですね。

二宮 フランス代表のフランク・リベリー、ドイツ代表のマルコ・ロイスなど、マッチアップする相手は世界的なアタッカーが多いですね。

酒井そうですね。でも、リベリーやロイスといった名前が通っている選手は、プレースタイルがわかっているのですごく戦いやすいです。もちろん、完全に止めることができたわけではないですが(笑)。まだまだ特徴を知らないレベルの高い選手が山ほどいる。そういう選手とマッチアップした時のほうが、対応に苦労しますね。

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